初訪問:四谷三丁目「荒木町きんつぎ」さんで割烹風お料理コースと日本酒堪能!

      2022/05/02

ブログには初登場です。

 

四谷荒木町、杉大門通りにお店を構える「荒木町きんつぎ」さんでの一人飲みレポートです。
お店の公式ホームページはこちらです。

当日夕方お店に空席確認、無事に席をゲット!!

こちらのお店、別に当日ふらっと行くような位置づけには捉えてなくて
本当に普通に後日予約をする予定で、
念のため、「今日なんかどうですか?」と聞いたところ
たまたま1席だけ空いていた、と言うことで難なく予約できてしまった次第でした🙌

 

でも、余っている席を有効活用できるのは
お一人様の当日予約の特典かもしれませんね( ̄▽ ̄)
また活用しよう♪

そう言うわけで無事着席です。

早速コース開始!この日のお料理とお酒をご紹介!!

この日は、コロナ禍まだ収束前と言うことか、
7800円のコース一択でした。
楽しみです♪

まずはの1杯は同じみ生ビールから。

カツオと昆布でとった出汁を先付けとしていただきました。

一番出汁でしょうか、とても香りがよいです。
特にカツオの香りが強すぎず、ふわっと鼻腔をくすぐるくらいなのがとてもいいですね。

 

これからいただくお料理の、お出汁のテイスティングをさせていただいたようで
予習をさせていただけたようで嬉しかったです。

 

 

お料理は以降、割烹的に一口サイズづつ、ランダム(のように見える)に提供いただきます。
このサイズ感とちょっとづつ色々いただけるのが、
女子的にも酒飲み的にも(笑)嬉しいです。

春キャベツとなまきくらげのお浸し

 

先付けのお出汁に塩を振ったものに茹でキャベツがしっかり浸されていました。
出汁の味がダイレクトに口内に広がりました。

春キャベツときくらげの柔らかな食感と優しい甘味が季節を感じた一品でした。

富山の白エビの手毬寿司

 

手毬寿司とはちょっと違うと思いますが、形的にそんな感じだったので勝手にそう呼んでます。

その上、酢飯ではないと思うくらいシャリの酢がさりげなかったです。
やっぱり普通のお寿司ではない認識でよいですよね?笑

 

ま、呼び名について色々悩むのは味わいには全然関係ないのでこの辺にしておきますが(笑)
テクスチャが、白エビの溶ける口当たりとシャリが解けるタイミングが同じで、
淡雪を口で溶かしている感覚になりとても優雅な気分になった一口でした。

富山のホタルイカと菜の花の出汁のジュレ
北陸の旬が続いております( ̄▽ ̄)

ホタルイカの濃い旨味が口内に広がるのと、ジュレが口で溶けるタイミングがとてもタイミングよく、
その上、そのタイミングでワサビの香りが溶け出てくるのがめちゃくちゃ素敵でした♪
ワサビはもしかすると菜の花の方だったのかしら、味がやってくるタイミングからはどこにいたのかちょっとわかりづらかったです。

さて、そろそろ日本酒です!
この日のメニュー。
嬉しいことに10数種たっぷり選択肢がありました。

 

こちらのお店では1合提供なのですが、
お一人様と言うことで半合提供をしていただくことが出来ました。
ありがとうございました!

最初にいただいた日本酒は、こちら。
宮城県「綿屋」純米吟醸 吟のいろは
でした。

スペックは
22年2月製造、酒米:宮城県産吟のいろは100%、精米歩合50%、宮城酵母使用、日本酒度+-0、酸度1.7、アルコール分16度
でした。

サクラマスの蒸し寿司、全景です。

梅酢で柔らかな酸を付けている出汁あんがたっぷりでした。
口内でふわりとした食感から、
しっとりとしたサクラマスの旨味が柔らかく口に溶け出てくるのが感じられました。

新玉ねぎのすりながし名古屋コーチン乗せ

しっかりしたトロトロなオニオンスープでした。
甘くてトロトロのテクスチャが優しくほっこり感じました。
コーチンの出汁とテクスチャのバランスがいいのかもですね。

 

こちらのお料理も、甘味が引き立つ先程の日本酒(綿屋)ともよくあっていたと思います。

鯖の押し寿司

シャリより鯖が厚くてビビりました(笑)。
酢は控えめな効きで、脂ののりとシャリの米の旨味が絶妙に口内で混ざり合うのがいい感じでした。
薄いし大丈夫かなと思って一口で頂いたのですが
ちと私にはデカかったっす。欲張りすぎました(笑)。

あまおうと葡萄の白和え

葡萄が見えないですがちゃんといました(笑)。
黒っぽいのがそれです。
いちごに隠れており、種無しで皮までいただくことができました。

白和えが甘すぎ図、チーズのように爽やかさがあり、
いい箸休めになってくれました。

続いての日本酒、宮城県「山和」純米吟醸
をいただきました。

スペックは
22年3月製造、酒米:美山錦100%、精米歩合50%、日本酒度+2、酸度1.7、アミノ酸度1.3度、アルコール分15度
でした。

北海道の水タコ

期待通りの滑らかな口当たり♪
酢醤油にも鰹出汁が効いていてしっかり素敵な割烹料理でした。

蛤のとろろ蒸し

雰囲気はあんかけ茶碗蒸しな一品でした。
貝出汁がガツンとあんに溶けており、温かなとろろがとろっと蛤にまとい、旨味が貝ととろろで重奏になっておりました。
とろっとしたテクスチャが味わい自体もじわじわ旨味を運んでくる感覚でした。

次の日本酒は、愛知県「長珍」ささにごり 純米八反錦60 生。

スペックは
22年1月製造、酒米:広島県産八反錦、精米歩合60%、アルコール分18度
でした。

鴨ロース

肉の旨味が、濃かったです!
脂の歯応えがすごく生々しく?て少し苦手でしたが
それを差し引いても肉の柔らかな口当たりがGoodな一品だと思います。
山ワサビや芥子菜のさわやかな辛味ともすごく合っていました。

うなぎの白焼きとうるいの土佐酢和え

ワサビが生ワサビでした。。。
実は結構お料理が溜まっていたので、冷める心配のないこちらは
順番通りではなく少し後からいただいたのですが、
タイムリーな食べどきを逃してかなりショックでした。
お料理に謝ります。本当にごめんなさい!!

 

うなぎのカリカリな炭火がうつっている身と皮と、
うるいの程よく浸かってトロリとしてる食感との旨味のコラボも
炭火の香りと土佐酢の香りのバランスが両方素敵でした。

 

 

お腹も膨れて、お酒もしっかり入ってきたこの時間帯に
こういう味や香りが面白いお料理が出てくると
テイスティングが難しく、嬉しい悲鳴です(苦笑)。

 

酢のしっかりしたお料理の酸味が効いて、
パンチのある今の日本酒の長珍にもバランスよくいただけました。

白魚の茶碗蒸し

なんて可愛いサイズ♪
このサイズだからか小さな魚にも関わらず魚の存在感すごかったです(笑)。
木の芽の香りも爽やかで良かったです。

ヒラメの胡麻和え

胡麻の甘味をしっかり感じました!
ヒラメの存在感がなかなか出てこなかったのですが
よく噛んで後になって口内にじわっと旨味が広がってきたのが面白かったです。

鰆の塩焼き

写真だとわかりづらいですが、めちゃくちゃ可愛いサイズで惚れました(笑)。

付け合わせはあらおろしのポン酢和えの、大根が冷たくないタイプでした。
さわらが冷めづらいよう、付け合わせへの心遣いがさすがですよね。
お魚のさっぱりな口当たりが付け合わせの大根とよくあってました。

もずく

温かいらしく湯気立っており、酢ではなく、貝ベースの出汁に浸っていました。
独特な味わいが目新しくてよかったです。

香川県「悦凱陣」純米 山廃尾瀬米 無濾過生

スペックは
21年12月製造、酒米:鳥取県産酒造好適米100%、精米歩合70%、熊本9号酵母使用、日本酒度+5、酸度2.4、アミノ酸度1.2、アルコール分17〜18度
でした。

アイナメのお椀

アイナメを皮目から炙ってからお出汁を注いでおりました。
皮目の旨味のしっかりとした味わいがお出汁に出ていました。
身をいただくと脂がジュワッと落ちてきたのは驚きました。
お椀に一緒に入っているのは生麩で、フワッとした歯ごたえが良かったです。

牛頰肉の煮込み、沖縄のピーマンと福岡の筍添え

メインディッシュになるのかな。
お肉、箸でほろりと解けてびっくりでした!
筍とピーマンの香りが強めに感じましたが、それにも負けない牛の香りでした。

締めの日本酒として、埼玉県「神亀」ひこ孫 純米からくち。

空いていたかららしいですが、通常1合からのお燗を半合で対応いただけてしまいました。
本当に本当に感謝です!ありがとうございました!

 

スペックは
21年4月製造、精米歩合55%、アルコール分15度
でした。

 

牛ほほ肉のソーセージ的?旨味(熟成していたのかな?)と
神亀の熟成酒特有の旨味とピリピリ感の相性がとても良かったです。
余力があればこちらでもペアリングコメント作りたかったですね。
(体力の限界を越しておりました(爆)。)

ご飯はせいろ蒸し(別の方々とシェア)をいただきました。
赤出汁とおしんこも合わせていただけました。

デザートの、紅茶のジュレときなこのアイスでコース終了です。

コース終了!全体的な感想は?。

デザートと一緒に出していただいたお茶が入っている湯飲みです。

お料理の品が多く、1品1品が一口サイズで、
まさに酒飲みにもお一人様にも嬉しい、痒いところに手が届く素敵なコースだったと思います。

 

ただ一方で、お料理があとどれくらいあるかの検討がつきづらく、
お酒を飲むペースも配分も難しいので
個人的には、最初に何品あるかを教えていただけるとすごくありがたいのに、とは思いました。

 

ただやっぱり、コスパは最強だと思います!
接待に使っておられる方が多いのもうなづけます。

 

定期的に通えれば理想なのですが、そういうわけにも行かないと思いますので(苦笑)
次回は季節を変えて、また一人席の空きを狙って伺いたいと思います(笑)。

本日も素敵なお店との出会いに感謝です。

お店情報

住所:東京都新宿区四谷3-3-6 アイエス共同ビル3 B1F
電話番号:03-6709-8704
営業時間:17:00~23:00(22:00最終入店)
定休日:不定休
URL:食べログ

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