初訪問:五反田「鮨あさひ」さんでストーリー性感じる寿司と日本酒ペアリングコース堪能!

   

お寿司のコースで日本酒ペアリングコースが楽しめるお店、素敵なお店に伺うことが出来ました。

 

五反田駅からすぐの繁華街にお店を構える「鮨あさひ」さんに伺いました。
お店の公式ホームページはこちらです。

ネットからおひとり様予約、無事に席をゲット!

前々日くらいにネットで予約したのですが
予約確定した後、希望の席がブッキングしたためテーブル席になる旨の電話が来たことにビビりました(笑)。
席が変わることは全然問題ないのですが、あまりにもすぐだったんで😅(笑)。
(夜22時過ぎでしたしね。)

 

そんなわけで、当日、久々の五反田駅。

繁華街の駅寄りだったので、すぐ見つけることが出来ました。

この日は壁ぞいのテーブル席に座らせていただきました!

コース前の1杯がサービスとのことで、生ビールをいただいちゃいました。
長くなりますがお付き合いお願いいたします。

ペアリングコース開始!この日のお料理とお酒をご紹介!!

先付け+握りのペアリング

季節の先付け3種盛り。

上から、
キンシウリの出汁ジュレお浸し・チーズの酒粕漬け・銀杏焼き
でした。

キンシウリはシャクシャクな歯ごたえとお芋感の繊維の歯ごたえ両方が楽しいお浸しでした。
上にかかっている出汁ジュレの昆布出汁が濃いのもメリハリあっていいですね。
チーズは甘く、濃厚ですでに日本酒が恋しいです(笑)。
銀杏はしっとりで、期待値通りでした。

最初の握りは、生雲丹と「水芭蕉」スパークリング濁りとのペアリングでした。
ウニ→酒の順に口に含み、お酒のグラスの口についている墨塩のところからいただくとのアドバイスをいただきました。
雲丹は、北海道の馬糞雲丹とのことでした。

お酒の甘酢っぱさがウニの磯香りを、後で口に含んだお酒で、旨味と酸で纏い流した後も、
ほんのり雲丹の濃い甘旨味が後口に余韻として残るのが面白かったです。

おひやは仕込み水を、2lのペットボトルそのまんま
配膳いただいちゃいました。
これ、余ったら持って帰ってよかったのかな?(爆)。
しませんでしたけどね。恥ずかしかったんで😅(笑)。

お造り+握りとペアリング

続いてのペアリングは、「酸と酸の同調」がテーマとのことでした。

 

日本酒は、石川県「吉田蔵u」百万石乃白
をいただきました。

スペックは
22年8月製造、酒米:百万石乃白100%、精米歩合60%、アルコール分13度
でした。

ヒラメの煎り酒和え、全景撮りそびれてすみません。。。
えんがわもつけてくれており、食感の違いが楽しかったです。

続いては、もずく酢を。

沖縄県産とのことでした。長芋とガリの刻みが乗っておりました。
もずくも短く刻まれてて食べやすかったです。
鰹出汁効いてる酢なのが一味違っており個人的なツボでした。

右が、水蛸にぎり
仕事の入り具合が凄くてびっくりでした、見事な包丁仕事!、見惚れてしまったのは言うまでもありません。
上に乗ってるのは墨塩とのことでした。

結構厚身のあるタコでしたが、仕事のおかげで歯ごたえが均一でさっくりいただくことが出来ました。

左は、ガリでした。
足りなくなったらおかわり可とのことで、今後テーブルで最後まで一緒にお供してもらいました(笑)。
薄切りでなく角切り?なのが変わってました。食感がしっかりなのがよよかったです。

温菜+握りとペアリング

ペアリングテーマは「補完」とのことでした。

続いての日本酒は、富山県「羽根屋」純米吟醸 ひやおろし
をいただきました。

スペックは
22年8月製造、精米歩合60%、アルコール分15度
でした。

加賀蓮根饅頭の銀飴かけ

饅頭の中はシバエビで、あんも塩味控えめで優しい味でした。
ごろっとした歯ごたえが蓮根とシバエビ両方楽しめるのが楽しいお料理でした。

握り、
左はカンパチで、右はシマアジでした。

全然違うお魚の認識だったのに、握りの姿は似てますね(笑)。
で、香りも結構似てるました。・・・そーだったんだ、新たな発見でした。
比べると、シマアジの方が後口に脂の甘みがしっとり残りました。
だからこの順番だったのかな。

握りのシャリははなり硬めで、解け具合も結構早い感じでした。
カウンターくらいの提供時間なら多分ちょうどいいかもしれないですが
テーブルに運ばれる時間差はここかな、と思われました。
カウンターでの握りも体験してみたくなりましたね(笑)。

貝料理&握りとペアリング

今度のペアリングテーマは「マスキング」とのことでした。

日本酒は、富山県「勝駒」純米
をいただきました。

スペックは
22年4月製造、精米歩合50%、アルコール分16度
でした。

蒸し鮑トリプリング、と言うお料理。

蒸し鮑の身と肝のソースが器に入ってますが、
身を食べた後お米をソースに入れて食べるお料理とのことでした。

鮑はとても柔らかく、ソースもクリーミーで甘くて美味しかったです。

で、あと乗せのお米は獺祭の山田錦(酒米)を炊いたものとのことで、
一緒に獺祭もつけてくれました(笑)。

山田錦は食米と比べて若干硬くて噛みごたえがあると思いました。
「ご飯」としては結構しっかり噛むので旨味を感じやすいのかなと思いました。

 

獺祭とのペアリングコメントは取りませんでした😅。
疲れるんで(爆)。

続いて、握りです。
左は、生本鮪
右は、帆立の炭火焼き

帆立は炭火の香りがしっかりついていて、これ自身がある意味マスキングですかね。
日本酒はお寿司の味わいを干渉することなく、さっぱりさと酒としての膨らむ旨味を楽しめていいと思いました。

炊き込みご飯+握りとペアリング

続いての日本酒は、石川県「農口」純米 無濾過生原酒
をいただきました。

スペックは
21年1月製造・22年7月出荷、酒米:北陸産五百万石100%、精米歩合60%、アルコール分19度
でした。

 

ある程度お酒が入っているこの時間帯で、
正直、無濾過生原酒はきつかったです😅(苦笑)。
アルコール度数が高かったのもあるんでしょうけどね。

きのこの炊き込みご飯、これ自身がお出汁とのペアリングを成しているお料理でした。
乗ってるのは塩いくらでした。

お出汁は醤油味なので、ご飯・いくら・お出汁の別々の旨味が口内でコラボしている感じです。
あと、食感も、ご飯とキノコといくらの違いが楽しかったです。
ご飯は硬めでこれも好みでした。

今回の握りは、
左は〆さば、右は漬けマグロ、でした。

 

漬けマグロは柚子の香りが効いており爽やかでよかったです。

 

個人的には今回は握りとの相性の方が好きでした。
酢締めのサバの旨味と酸が無濾過生原酒のフレッシュでジューシーさと共鳴しあってましたし、
漬けで足されたコクとマグロの血合の香りがいい感じにフレッシュになりましたし。

焼き物+蒸し寿司とペアリング

いよいよコースもクライマックス。
日本酒も燗になりました。
石川県「菊姫」山廃純米
をいただきました。

スペックは
22年8月製造、酒米:兵庫県特A地区産山田錦100%、精米歩合70%、アルコール分16度
でした。

本日の焼き物、伊東直送のサバ塩焼き、です。

脂めっちゃ乗ってました!
程よい水分の抜け方でパサパサ感もありませんでした。
付け合わせのゴボウときゅうりもかなり美味しく、これもいい酒のアテでございました。

本日の蒸し鮨、
左はのどくろで、右は穴子の手巻き、でした。

 

蒸し寿司と聞いててっきり蒸籠か何かで来ると思い込んでおり、
握りと手巻きの姿を見て拍子抜けしました(笑)。

手巻き、何の気なく手に乗せてますが
下が濡れてます。。。
はい、時間置きすぎて敷かれてた部分の下部ののりがどろどろになってしまい、手はベトベトです。。。
反省です(涙)。

スープ+おまけ

コースのお料理と握りは以上になります。
せっかくなので追加の握りもいただいちゃいました。
と言っても、もう結構お腹いっぱいなので、1貫だけ。

コハダをいただきました。
お魚に染みているお酢が、出汁を効かせている酢なのがよくわかる味わいでした。

しじみのお吸い物。
茶碗蒸しの器だったので、「え、お椀!?」と、一瞬ビビりました笑

デザート(玉)とペアリング

・・・「ペアリング」、かなぁ?(笑)。
一応日本酒出てきたし。コメントとってないですけど写真だけ。

 

お酒は福井県「黒龍」の貴醸酒(甘い)でした。

 

玉は、表面をカラメルで覆ってカリカリに焦がしています。
カラメルの焦げと、日本酒の熟成の香り(ソトロン)って被っているので会いますよね。
(今回のお酒は被ってないですが笑。)

玉子はすっごくふわふわで、カラメル部分のカリカリとの対比が楽しかったです。
ただもちろん、「卵焼き」ではあるので、ケーキとかと比べるとそんなに甘くはないです。
合わせた黒龍もそれほど甘めではなかったので、バランスは良かったとは思いました。

コース終了!全体的な感想は?

お寿司のコースを、ペアリングに特化してラインナップや順番を考えている、本気のペアリングコースなのにはすごく感動でした。

 

最近は濁りとおつまみを交互またはランダムにいただく
お寿司コースの構成にしているお店は珍しくないですが、
お酒もお料理も、「次はこれが来たらいいな」と思うものを
ばっちり出していただける(セオリーから外れない)のに安心感を感じました。
もちろん「次は何だろう」とワクワクする構成なのも、好きなんですけどね(笑)。

 

他のコース料理に慣れている、もしくは日本酒ペアリングコースに慣れている人は安心していただけるコースだと思います。

 

帰宅の際にはちょっとしたお土産もいただけたり、
飛び込み客歓迎だったり、
そういう肩肘張らないスタイルなのも嬉しいですね。
寿司コースや日本酒ペアリングコースの初心者の方に是非おすすめしたいお店としておすすめしたいと思いました。

季節を変えてまた伺いたいと思います。

 

本日も素敵なお店との出会いに感謝です。

お店情報

住所:東京都品川区東五反田1-11-8 大阪屋ビル 1F
電話番号:03-6277-1132
営業時間:[水〜土]16:00〜翌4:00(L.O.3:00)、[日〜火]16:00〜23:30(お料理L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
定休日:無し
URL:食べログ

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