初訪問!勝どき「鮨向」(むかい)さんでオシャレなカウンターでの江戸前寿司コースと日本酒&ワインペアリング!

   

お寿司コースでペアリングをつけていただけるお店を開拓することができました。

場所は大江戸線勝どき駅。旧市場の築地までもほど近いところにお店を構える「鮨向」さんに伺いました。
お店の公式ホームページはこちらです。

ネットで空席確認し、そのまま予約、無事に席をゲット

大江戸線勝どき駅から、歩いて2分ほどの路地にあるお店でした。
元々はバーだったお店の居抜きでしょうか?。
この日はカウンターの中ほどの席をいただきました。

テーブルが広くていいですが、わたしには若干高かった。食べている間は気になりませんでしたけどね。

 

この日は予約時に、ワイン・日本酒を6種いただける
「極上美酒のペアリングコース」17000円
をお願いしておりました。

お料理は、
前菜2種・酒肴2種・逸品2種・握り8貫・玉・椀・デザート
の構成でいただきます。楽しみです!

コース開始!この日のお酒とお料理をご紹介!!

アミューズ&冷菜とペアリング

1杯目は日本ワインスパークリングからいただきました。

高畠ワイナリースパークリング、シャルドネ
レモン的柑橘香を強く感じました。
かなり溌剌とした酸ですが、酸と泡の間から優しい甘味も感じられるワインでした。

早速いただいたアミューズとワインを合わせてみました。

アミューズはクリームチーズにワサビと醤油をかけたものをいただきました。

トロリとした甘めのクリームの口溶けに、
醤油の香りとワサビの香りがすごく合いました。
ワサビが全然辛く無くなるのは不思議な感覚でした。

続きましては、お野菜の冷菜として
夏野菜の揚げ浸しをいただきました。

お野菜はズッキーニとパプリカの構成でした。
鰹のお出汁がめちゃくちゃたっぷりで、余すところなくいただきたい衝動に駆られます。
しつこいですが、お出汁のしっかりさは見事です。
すごくしっかり滲みているのですがお野菜自体は柔らかすぎることなく、
シャキシャキな食感も楽しめるのがよかったです。

お造りとペアリング

ワインはここで、アルザスリースリング2020
をいただきました。

柑橘香が強いながら、石灰やミネラルの芯も結構あり骨太感が感じあっれる香りでした。
アタックは果実味がしっかりで、甘味と酸のバランスがすごくいいです。
酸の伸びもいいのでスッキリとした後口でした。

生タコ
ポン酢で味をつけて頂けたのでそのままいただきました。
塩が効いていたので日本酒にマッチしそうでした( ̄▽ ̄)(笑)。

吸盤は炙りで香ばしく香りが立ってて私的な絶品でした🙌

食感がしっかりだったのですが、もしかしてイカだったかも(爆)
とも思ってしまいました。

アルザスリースリングと一緒にいただくと、
タコの栗的なほくほくの柔らかい甘味が酸しっかりなワインから甘味を強調させるような感覚になりました。

 

いいペアリングとも思ったのですが、もしかしてイカかも(爆)と思うと
インスタにあげられなかった小心者です😅。
(でもブログに載せている笑)

蒸物とペアリング

続いては、bogleというカリフォルニア(アメリカ)のシャルドネ 2020をいただきました。

先の2つのワインが爽やか系だったので、
こちらのワインの樽香をしっかり感じる一方で、地に花梨やフローラル的な印象を感じました。
アタックは甘味がしっかりで酸は目立たず、とても滑らかな口当たりが生きる柔らかな味わいでした。

カニといくらの茶碗蒸し

カニもいくらも、旨味がぎゅっと詰まっている食材ですが、
茶碗蒸しの柔らかで優しい昆布出汁がそれらを包み込んでなかなかいいバランスでした。
柚子の香りもしっかり感じられたので爽やかで良かったです。

続いてのお料理は、巻物でした。
鯵とガリときゅうりの海苔巻き

手前の緑の薬味は青ネギと浅葱と生姜をすったものとのことでした。
この薬味自体が酒のつまみ的ないい味わいで私の好みでした(笑)。

魚メインディッシュとペアリング

ここからペアリングは日本酒になりました。

まずは、
静岡県「磯自慢」本醸造
をいただきました。

スペックは
22年7月製造、アルコール分15〜16度
でした。

鰹の瞬間燻製
実際に席にカップ(グラス)を伏せて燻製煙を入れた状態で配膳いただき、
瞬間的な燻しを目の前でやっていただきました。
写真はその燻製後の姿です。
玉ねぎ醤油に芽ねぎと茗荷の薬味がかかっていました。

燻した香りは口に入れた瞬間にほんのり感じましたが、
生のカツオの青草の香りと血の匂い、薬味の香ばしい香りがふわふわふわと口内で重なって感じられました。

握りとペアリング

ここからは握りに入ります。
ガリが角切りで来て、準備万端です( ̄▽ ̄)
なお、江戸前なのでつけ醤油なくそのままいただくタイプです。


身厚でぷりぷり、脂もかなり滴る感覚で乗っていました。
シャリは結構生暖かさを感じました。ネタとの温度差からでしょうかね。

イワシ炙り。
トロトロでこれも炙ったところからとろけ出る脂がバッチリでした。

カンパチ漬け。上に乗ってるのは柚子胡椒です。
これも身のぷりぷりさが半端ない食感でした。

大トロ炙り
炙ることで脂のとろけ具合がちょうど良くなってました。
ただ香りが…これは個人的好みなので仕方ないですが
私あまりガスバーナーの香りは好きではないので
ガスバーナーの香りが脂にうつっているのが残念ではありました。

つぶ貝
とろける系が多かったので、ここでこりこりな食感は舌休め(というのかな)でよかったですね。
シャリがすぐ崩れたのが残念でした。

日本酒は、とっておきと言うことでこの日運よく開栓していただけました🙌
福井県「黒龍」夏しぼり
でした。

スペックは
22年5月製造、精米歩合55%、アルコール分17度
でした。

金目鯛炙り

この炙り以外にも、先ほどの大トロのように、ガスバナーのにおいを感じているのですが
金目鯛のこちらの握りだったら気にならない程度(他の香り要素も感じられる)なので
ペアリングでコメント作ることができました。

握り続き。
車海老

一口大で食べやすいのはいいのですが、
切り落とされている部分が多く、なんか・・・少し見た目は寂しいです(苦笑)。
味わいや食感は、柔らかさとふくよかさを感じられて好きでした。

最後の日本酒は、山口県「天美」純米吟醸をいただきました。

スペックは
22年5月製造、精米歩合60%、アルコール分15度
でした。

 

黒龍から出すペース早いのでは?、と思われたかもですが
先ほどのペアリングは、黒龍のかなり後の方(終盤)でいただいたものでした。
黒龍自体が出てきたのは実はもちょっと前でした。

ウニ手巻き。
せっかくなのでこのまま握りで食べたい気分でしたが(笑)
ちゃんと海苔で巻いていただきましたよ。

コースはここで終了。
少しお腹に余裕があったので、追加を頼もうと思い、
メニューをしばし眺めます。

コースの締めのお味噌汁のあら汁を先にいただきました。

追加はいか

穴子をいただきました。

 

どちらも江戸前の仕事をしっかり感じていただきました。

追加が終わり、本当のコースの締めの玉をいただきました。

コース終了!全体的な感想は?

デザートは、夕張メロンのタルト仕立て
カスタードクリームにビスケットの砕いたものでした。

 

 

こちらのお店、一人予約の女性は珍しいとのことでしたので
一見ながらフレンドリーに接してくださるのはとても嬉しかったです。

 

選ぶお酒も、お料理との相性はもちろん考えてくださるみたいですが
それよりもよりお客さんの好みのものを出そう、と言う気持ちがビシビシ伝わり、とても温かさ感じるペアリングでした。

 

お料理との相性を勉強するつもりだったのですが、私の中では、
本当に純粋に、お寿司を楽しみたい&日本酒とワインを楽しみたい
と言う気持ちを満足させていただけるお店な位置づけになりました(笑)。

 

最近はあまり電車に乗ってまでお店を開拓しないのですが(面倒で)
それを推してまで来て本当にその甲斐ある訪問になりました。

また是非再訪したいと思います。
その時はどうぞよろしくお願いいたします。

 

本日も素敵なお店との出会いに感謝です。

お店情報

住所:東京都中央区勝どき3-5-9
電話番号:03-3520-8833
営業時間:17:00〜22:00、21:00(LO)
定休日:年中無休
URL:食べログ

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