大井町「酒膳さめしま」さん、カウンターで季節感溢れる和割烹の日本酒ペアリングコース堪能

   

以前も日本酒ペアリングコースでお伺いしたことがあったさめしまさん。

移転後、オシャレさのグレードアップしたお店になっておられてました。

 

そういうわけで、移転後の「酒膳さめしま」さんで
新しくなった日本酒ペアリングコースを楽しんできました!
いつもより長くなりますがお付き合いよろしくお願いします!

 

お店の公式ホームページはこちらです。

お店の公式ホームページから予約、無事に当日の席をゲット

お店は大井町駅から西大井に向かっていくイメージで坂を上がった先、歩いて10分程度のところに移転されておりました。

 

路面店なのですが、入り口からワンクッション壁の奥側に席が伸びており、
隠れ家感のあるアプローチでした♪。

カウンター席の一番手前の席をいただきました。

ペアリングコース開始!この日のお料理とお酒をご紹介!

食前に水出しの知覧(ちらん)茶をいただきました。
暑いところにすっきりしたお茶は嬉しいですね♪
お茶の香ばしさはしっかりでしたが優しく柔らかな舌触りが心地よかったです。

先付けとペアリング

1品目に早速、揚げ物が来ました。
お野菜と一緒に軽くいただけるものかなと思ったので
勝手に先付けと言ってしまいます😅。
(お店から「先付けです」と案内されたわけではありません。)

最初にいただいた日本酒は、秋田県「ゆきの美人」活性にごり
をいただきました。

スペックは
22年6月製造、精米歩合55%、アルコール分14度
でした。

はもの揚げ物・キャビアとフルーツトマト添え

衣の硬い部分と、トマトのエキスをすって柔らかくなったところの味のハーモニーがいい感じです。
はもを油の衣で纏うことでふわふわ感がより鮮明に感じられる。
骨切りせずに抜いているとのことで、はもの本来の柔らかさをとても楽しめた一品でした。

お造りとペアリング

ラベルがとっても爽やかですね( ̄▽ ̄)

 

日本酒は、宮城県「綿屋」夏綿 純米酒山田錦
をいただきました。

スペックは
22年7月製造、酒米:徳島県産山田錦100%、精米歩合65%、宮城酵母使用、日本酒度+2.0、酸度1.6、アルコール分15度
でした。

お造りは、白いかのオクラのジュレ和えでした。
ジュレで本体が隠れており、説明いただいて初めてお造りと気が付きました(笑)。

いやー、仕事が素敵すぎ・・・。
イカがかなりしっかり熟成しているようでしたが、そんな身の繊維を細かく包丁でしっかり切っており、
テクスチャはトロッと舌で柔らかく解けるような感じがありました。

 

そんないかのトロトロさとオクラのねばねばなテクスチャがいい感じにマッチしておりました。
出汁のジュレが日本酒のどっしり感を緩和してくれてるのもバランスを取っているのかなと想像しました。

茶碗蒸しとペアリング

常備メニューじゃないのに、いつもこの茶碗蒸しをいただけている私。
なんだかご縁を感じております( ̄▽ ̄)♪

 

・・・というか、似たような時期ばかりに訪問していると言うことなのですが(苦笑)。

日本酒は、山形県「山形正宗」夏ノ純米
をいただきました。

酒器、お魚さんが泳いているような絵柄!
可愛すぎる😍

 

スペックは
22年5月製造、精米歩合60%、アルコール分15度
でした。

ウニの茶碗蒸し

コーンたっぷりでした。
お出汁は柚子が効いていて爽やかな口内香でした。
ウニの香りがすごくお出汁と柚子と枝豆の青い香りとマッチしていました。
ウニを濾していれてるのか、卵液も綺麗なオレンジ色でした。

 

お料理自体に香りのハーモニーを持っているお料理でした。
ウニの香りとスープの柚子の香りの相性が半端なかったです。

 

日本酒の吟醸香がそんなお料理の香りのハーモニーと合っていたことや、
お酒のメロン的甘酸っぱさがウニのコクを爽やかに彩ってくれる点が、味わいも相性の良いコントラストだったと思いました。

焼魚料理とペアリング

続きましての日本酒は、
静岡県「白隠正宗」
をいただきました。

スペックは
22年5月製造、精米歩合60%、アルコール分15度
でした。

太刀魚の炙り・醤油のソース

ベースは酒で蒸してるのかな?、
ふっくらな身の表面の皮をパリッと炙っており、身と皮の間に旨味がギュッと凝縮しておりました。
薬味もよく合っていました。

揚げ魚料理とペアリング

夏らしいラベルが続きます。
日本酒は、山梨県「旦」夏純米吟醸
をいただきました。

スペックは
22年5月製造、酒米:山田錦100%、精米歩合55%、アルコール分15度
でした。

鮎の春巻き・骨の出汁と肝のソース和え

春巻きの中には骨を外してバラした鮎が一匹丸々入っているとのことでした。
中を解体せずにパクッといただいちまいましたので確かめてはおりません(笑)。

ふわふわで柔らかな魚とパリパリの春巻きの皮の食感のコントラストが素敵でした。
ソースの骨の出汁がとても濃く、すごくしっかりとしたアクセントもよかったです。

スープとペアリング

日本酒は、福岡県「旭菊」純米吟醸麗
を燗でいただきました。

スペックは
22年2月製造、酒米:山田錦23%・夢一献77%、精米歩合50%、9号系酵母使用、日本酒度+4、酸度1.4、アルコール分15度
でした。

ノドグロのスープ

添えられてるのは貝割れのようでした。

骨の出汁がガツっと効いておりました。
ノドグロは、皮にしっかりと塩と炙りを効かせていて、甘い脂のトロッとした感触とのバランスも良かったです。

 

おじや作ったら美味しいことでしょう( ̄▽ ̄)(笑)。
想像膨らみますな。

肉料理とペアリング

ペアリングとしては最後の日本酒は、
山形県「出羽の里」純米吟醸 うすにごり
をお燗でいただきました。

スペックは
酒米:山形県産出羽の里100%、精米歩合50%、アルコール分15〜16度
でした。

牛の出汁しゃぶと赤茄子と九条ネギ

牛、こちら低温調理ですよね。。。
半レアでめっちゃくちゃ柔らかくてびっくりでした。
めちゃくちゃ幸せレベルの口溶け。。。
これの再現はおそらく家庭レベルでは不可能でしょう。
(諦めよすぎ?笑)
茄子は、皮剥いて出汁をこれでもかと含ませていました。
九条ネギは油が程よく効いてて、シャキシャキな食感と旨味とがお料理のアクセントになっていたと思いました。

コース終了!全体的な感想は?

最後の止椀に、甘鯛の味噌汁をいただきました。
熱々なのもあり、残った日本酒と一緒にゆっくりいただきました。

 

以前の軽めのコースでのペアリングコースでも
全然素敵で満足だったのですが、
品数多めのコースになり、多くの組み合わせをいただくことで、
お料理がいかに繊細かを実感させていただけたと思いました。

 

ペアリングも、酒器も温度帯もお料理にきちんと合わせて
変えていただくことで、美味しいいただき方を紹介いただけたんだと思います。

 

今回はお食事のない軽めコースだったのですが
私にはこれでも十分多く、特別な日感を味合わせていただけた時間になりました。

 

今後もまた是非異なった季節でのお料理と日本酒を楽しみに伺いたいと思っております。
ご馳走様でした。

この日も素敵なお店との出会いに感謝です。

お店情報

住所:東京都品川区大井3-3-3 ooi333ビル 1F
電話番号:03-6718-4437
営業時間:18:00〜22:00
定休日:月曜日
URL:食べログ

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