神田「鮨と酒魚伸」さんでおまかせ日本酒と寿司&おつまみコース堪能

   

お寿司は好きなのですが、日本酒に拘ると言うお店はまだまだ少なく。。。

そんな中、日本酒とペアリングをして出していただける念願のお寿司屋さん、
しかも東京神田でかなりリーズナブルにいただけると言う「鮨と酒魚伸」さんに伺いました!

お店の公式ホームページはこちらです。

再訪:2023/2/9 update

前回からなんと3年4ヶ月ぶりの訪問です。
もはや初訪問です(笑)。

 

この日もネット予約ですが、食べログを利用させていただきました。

 

お店の場所を全然覚えておらず、かなりGoogleMap先生に助けられました(苦笑)。

店内に入ると、内装は思い出のときのままでした。
前回と同じ、カウンターの端っこの席をゲットいたしました。

 

以前気になった、コースではないおまかせ握りを頼みたかったのですが、
コースしか選べなかったので、この日の6000円コースをお願いしました。

で、予約時に「+○円で利き酒セット●種」当日つけることが出来る旨
記載されていて、
それを期待していたのですが、メニューにはそれを選択できるようになってない。。。

 

まいいか、どうせ1杯目は生ビールだし(笑)。
単品で頼んでいくことにしました。

と言うわけで最初の生ビール。
器が分かりづらいですが、ビールです(笑)。

早速コース始まりました。
まずは1品目、前菜を。右から順に参ります。

「赤ワインナマコ酢」
酢醤油に柑橘が効いてるような香りで、紅葉おろしの風味が良かったです。
トロリとコリコリの食感が独特で楽しいお料理でした。

「北海道マダラの白子出汁浸し」
トロトロな口溶けがとても心地いいお料理でした。

「新玉ねぎのすりながし」
冷たいスープで、季節的(冬だよ)に珍しいなと思いました。
熱を加えた玉ねぎの甘味と半生なシャキシャキの食感とさっぱりさ、
両方楽しめるように工夫していただいておりました。

2品目、金目鯛しゃぶしゃぶ
ポン酢でいただきました。

さっとしゃぶしゃぶした感を出している、ぬくい温度の半生なお魚でした。
食感はいいのですが、皮目の香りが飛んでしまってたのと、
身から生臭さが出てたのが個人的にすこし残念な点でした。
2切れに薬味を全部使い切ってもりもりでいただきました。

3品目、握りその1:ヒラメ
青森のヒラメとのことでした。

 

少しシャリを小さめにリクエストしました。

しゃりを口に入れて、上顎と舌で押しつぶすだけで米がほろっと
解ける感覚がある方がより握りの美味しさが味わえるのですが、
シャリが大きいと咀嚼してお米を一部噛む必要があるので
シャリのちょうど良い大きさは重要なのです。(笑)

 

あ、ちなみにこちらの台、以前の訪問も同じものでした。
こういう少しづつ懐かしい小物も記憶を遡ることが出来て楽しいですね(笑)。

 

 

さてさて、ここでようやくオーダーしようと思った日本酒。
単品で頼むつもりだったのに、結局他のお客さんに流されて
お任せで出していただくことにしました(爆)。

まず1杯目は、長野県「大信州」超辛口
をいただきました。

スペックは
22年3月瓶詰め、22年12月蔵出し、精米歩合59%、アルコール分16度
でした。

4品目、握りその2:握り スミイカ
厚めの切り身に塩乗せの味付けでした。
配合は完璧で、歯ごたえもサクッとさとねっとりさが絶妙でとても好きでした。

5品目、握りその3:握り 生のサバ
脂ぽくは感じないものの、トロリと口内で蕩けるのがとても不思議で楽しいお魚でした。

6品目、金目鯛幽庵焼き

蕪の甘酢漬け(だと思う)の付け合わせが個人的にツボでした♪
ほろっと口で解ける身の柔らかさ、皮の脂の程よい溶け方、
ほんのり香る味噌の香り、理想すぎる焼き物を出していただけました。
金目鯛は、しゃぶしゃぶよりもこちらの方が断然好きなお料理でした。

7品目、握りその4:握り 鹿児島茹で上げ車海老

身が厚くてむっちりとした食感で、
ツメの旨味の味わいとバランスがよく合っていました。

ちなみにその直後、頭を焼いたのもいただけました。
硬いツンツンしたのは除いて下さってて、口内を傷めずすみました(笑)。
焼いていたのもあり、かなり磯香ばしいスナックでした。

続いていただいたのは、
長崎県「よこやま」silver超辛7 純米吟醸生酒
をいただきました。

スペックは
22年12月製造、酒米:山田錦100%、精米歩合:麹米50%・掛米55%、アルコール分16度
でした。

8品目、握りその5:握り にしんの筋目4日熟成
とのことでした。

筋目と説明されないと分からないと思います。
(私がそうでした笑)
旨味がしっとりで、後口にじわじわ余韻が残りました。

 

ニシンを生でいただくので骨切りが必要なのは分かりますが、
見た目にも綺麗な包丁仕事なのも気分が上がりますね♪

 

なお、全般的にネタは身厚に切ってくれていて、
ネタの食べ応えが本当によいと思います。

9品目、握りその6:握り ぶり1週間熟成

脂は程よく落ちていて、でもしっかりした旨味が感じられるのはいいですね。
ネタに包丁仕事をしっかり入れてくれてるので、厚身だけどとろけるような口当たりはとても好みでした。

10品目、鮑の柔らか煮

肝のソースが下にたっぷり潜んでいました!。
日本酒「よこやま」の酸とは喧嘩せず、相性良かったと思いました。

日本酒、まだまだ行きますよ!
富山県「羽根屋」純米吟醸プリズム生酒。

スペックは
22年12月製造、精米歩合60%、アルコール分16度
でした。

11品目、握りその7:握り 中トロ

部位的にすじがあると思いましたが
口当たりはしっとり滑らかで、すじ感は感じませんでしたね。

12品目、握りその8:煮帆立

形が原型ではないので分かりづらいですけどね。
帆立の身をほぐして煮切りを乗せてる握りでした。
解ける食感に反して旨味がぎゅっと口内でまとまっていくような不思議な感覚でした。

13品目、握りその9:ウニ手巻き
直接手渡しでいただきました。
手巻きの概念を覆す、めちゃくちゃ小さいサイズでした(笑)。
ですがウニはめちゃくちゃ味が濃くて美味かったです。

14品目、握りその10:握り 穴子
骨切りがかなり細かく見事でした。
ツメもしっかりかかっており濃い味わいが美味しかったです。

15品目、鯛あら汁
わかめがモリモリでした。さっぱりな青海苔?風味だったのも美味しかったです。

 

・・・それにしてもこれ、椀なのかな?
これでコース終了か?、と、判断しました。

日本酒はもう少しだけ頂こうかなと思って追加しちゃいました。
新潟県「山城屋」standard class。

スペックは
22年11月製造、22年12月蔵出し、アルコール分14度
でした。

玉子は、スフレ状のふわふわタイプ。
この口当たりがすごく良かったです。

デザートは、福岡のあまおうでした。

 

と言うわけでここで締めでした。

久しぶりのコースの感想は?

以前からかなり時間が経っている、と言う以前に、
以前の大将と今回の大将、店内の配膳の方にしても、
総入れ替えになっていたため、まるで違うお店のようなコースでした。
おつまみと握りをランダムに提供するコース構成は一緒なんですけどね。

 

以前はかなり変わり種も多く入っていた記憶ですが、
今回のは江戸前スタンダードにマイナーチェンジしたような印象。

 

お店としての面白み?と言うか、特徴的なところと言う意味で
他と差別化はしづらくなったような気がしますが、
その分何度も足繁く通いたくなる要素は大きくなったのかもしれませんね。

 

今度はこんなに開かないくらいにはお伺いしたいと思います。
ご馳走様でした!!

初訪問:2019/9/23 update

今回は一休で席とコースを予約しました。

予約時間の少し前に入店してしまったところ、前の席の方がまだいらっしゃる状態でした。。。
急かしてしまって大変失礼いたしました🙇‍♀️

 

コースは「スペシャル匠コース/5種利き酒付き」8100円を選択しました。
楽しみでワクワクしながら席に着きました( ̄▽ ̄)

この日も長くなりますがどうぞお付き合いくださいませ。

本日のペアリングコース内容を早速ご紹介!!

さて、こちらコースと言っても、
前菜・焼き物など・握りが、順番通りやってくるわけではありません。

 

握り・その他のお料理をランダムな順番で出していただきました。

最初はいきなりコースの日本酒ではなく、追加でグラス生ビールをいただきました。
それと共に早速の一品目、先付け皿をいただきました。

 

左から、ジャガイモのすりながし・つぶ貝・なす揚げ浸し肉味噌和えでした。

 

すりながしはポタージュどころかかなり粘度高く、あさりにかけられたソースのような印象でした。
あらびきコショウのアクセントがいいですね♪

つぶ貝はしっぽを取りきれませんでした…ショック😵

肉味噌は味噌よりも肉がメインな一品でした。
スジ肉を味噌漬けにしてる印象でした。
ナスの飾り切りきれいでした♪

続いては早速お造りでした。
最初はかますでした。2切れありました。
焼き目がきれいです♪

当然、炙りの香りがついていますがその分うまく皮の香ばしさが出てました。

ここで最初の日本酒1杯目がやってまいりました。
宮城県「伯楽星」冷卸 純米吟醸、です。

スペックは
19年8月製造、精米歩合55%、アルコール分16度
でした。

続いてのお造りは、真鯛のカラスミ和えでした。

いい感じの旨味と塩気が加わってます。タイの甘味がより生きてよいですね。

次はこの日最初の握り、10日間熟成サーモンでした。

醤油のヅケですが、魚自体のねっとりしたテクスチャに、
それに負けない旨味と甘味がとろけ出してるのを感じることができました。

続いて、シマアジ5日熟成でした。

口どけがねとっとするものの、白身のさっぱりさもある中間のテクスチャが絶妙でした。
体験しないとわからない的な貴重な一口でした。

2杯目のお酒は高知県「文佳人」秋あがり純米 でした。

スペックは
19年8月製造、酒米アケボノ(岡山産)100%、精米歩合55%、日本酒度+4、酸度1.6、アミノ酸度1.1、アルコール分17.5度
でした。

お料理の全景。

こちらの赤エビ、7日間熟成とのことです。
濃厚なねっとり感が見事でしたが、この握りについてはサビが強くてびっくりでした(笑)。

続いてのお料理は、秋刀魚の炙り 肝ソース でした。

身にレア感残して炙っており、炙りの香ばしさが前に立ってる一品でした。
香ばしさは結構な量添えられていた肝ソースの肝感をあまり感じさせないくらいでした。

続いては石川県「五凛」純米 をいただきました。

スペックは
精米歩合60%、アルコール分15.5度
でした。

お料理の全景です。

 

手前に煮た大根も乗せてくださってます。

身厚でとても柔らかなあわびでした!。
肝ソースが味のキモとなっており、舌先に強く磯の香りと味が残りました。

 

この肝ソースを3分の1ほど残すように、と言われたので、
残して待っているとそこに一口大の酢飯を乗せてくださいました。
なかなか味な肝ソース寿司がいただけました♪

続いて、焼き魚のヒラマサねぎ焼きがきました。
焼いて甘く香ばしくなったネギのコクが、同じく焼いて淡白になった白身魚に丁度よかったです。

お酒は福岡県「田中六五」純米でした。

スペックは
19年7月製造、酒米:糸島産山田錦100%、精米歩合65%、アルコール分15度
でした。

お料理です。
じゅんさいとしめじが入っていました。冷たくさっぱりしてていいですね。
夏の味ですね。

いくらは、軍艦ではなく小皿にご飯が盛られてやってまいりました。

軍艦では一緒につけられないわさびが和えられてるのが新しかったです。
わさびといくら、爽やかでなかなか好きな組み合わせでしたね。

コースのお酒はラストになりました。ここから握りが続きます。

 

お酒は秋田県「新政NO6」R type生酒でした。

スペックは
平成30年製造年度、酒米:秋田県産酒造好適米100%、精米歩合65%、アルコール分14度、原酒
でした。

しいたけ握り、他では見ない握りで珍しかったです。
すごく身厚ですが旨味が強すぎず程よくて、酢飯とよく合う味付けになっていました。
見事!

ヅケマグロ握り。
山椒を降っていてマグロ特有の鉄臭さを消す工夫が効かせていました。

こちらの一番人気握りと言う、スイカの奈良漬けあん肝握りです。

 

最初聞いたときは「え?」と思う握りなのですが、
これは見事すぎ、美味しいとしか言いようがないすごい旨味の重奏なのです。

テクスチャも、あん肝トロトロプラス奈良漬けしゃっきり感の対比がいいです。
まさにベストマッチでした!!

 

このお店に伺ったら、絶対是非とも必ず食べたい逸品になりました!!

箸休めにいただいた、長芋の醤油漬け
溜まり醤油っぽい香りがしっかり香ばしくついていました。

再び、握り。とろたくです。
テクスチャの、とろり&しゃっきりが共存していてこれもベストマッチですね。
味わいはトロに触発されてでしょうか、優しい味に感じられました。

最初、手に海苔を乗せてもらって、追って握りを乗せていただきました。
ムラサキウニです。

口に入れた瞬間、甘い&とろける&なくなる、が見事でした(笑)。
とにかくすごいとしか言いようがないです。。。
もちろん生臭さはありませんでした。

さて、思いの外握りが多くまだ残っていたようなのでお酒も追加していただいちゃいました。
選んだのは高知県「安芸虎」純米吟醸 無濾過ひやおろしでした。

追加単品のグラスは、しっかりがっつり、フルートグラスでいただきました。( ̄▽ ̄)

スペックは
19年9月製造、酒米:千本錦100%、精米歩合60%、日本酒度+4.0、酸度1.7、アルコール分16.5度
でした。

再び、握りで穴子炙り

ふっくらトロトロな口どけながら、アナゴらしい少々の乾燥感を感じました。
煮切りも味付けに加わってて旨味をとても濃く感じました。

ラスト握りは、卵焼き・鯛のすり身入りでした。

卵自体がほろほろと口の中でほどける感じが新鮮でよかったです。
味付けはかなり甘めな部類と思いますが、酢飯と一緒だからかちょうどよく感じました。

コースの締めは海老のお椀でした。

透けて少し見えていますが、香りも味もとにかく海老ガツン系でした。
椀だけどつまみとしていただけました(笑)。

コース終了!全体的な感想は?

こぢんまりしていて、職人さんとお客との距離が近い、すごくアットホームな居やすいお店でした。

 

コースの構成も味わいも、すごくちゃんとした江戸前鮨をいただくことができました。
このお店に出会えたことが本当にラッキーだったと言う他ありません。

 

日本酒もこだわっているのがよくわかるラインナップだったのは本当に嬉しかったです。

 

常連さんは少しのつまみとお任せ握りを頼んでらっしゃる方が多く、
次回はコースの予約ではなく、普通にふらりと立ち寄りたいですね。
もちろん狭いので、事前席予約は必須ですが。。。

 

またの訪問が楽しみです!!
本日も素敵なお店との出会いに感謝です(^人^)

お店情報

住所:東京都千代田区内神田3-10-10 SNビル 1F
電話番号:03-6875-2948
営業時間:【夜の部】17:00〜24:00
定休日:祝祭日不定休
URL:食べログ

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