酒匠向けテイスティング講座体験

   

まだまだ酒匠の受験資格はない私ですが、お酒に関してきちんとした知識を身に付けたい気持ちは充分持っている・・・つもりです。
本格的なテイスティングを体験したく、FBOで募集していた講座に申し込みをしてみました!!

 

私は一般枠なので、前の方の酒匠席、酒匠の上位資格である専属テイスター席とは離れた後ろの方に控えます(笑)。

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席についたら、目の前に並ぶテイスティング用の溶液(笑)。

 

 

 

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順番が前後しましたが、午前中前半はこのような香味33種類の嗅ぎ分けを行いました。
今はコップの蓋が開いていますが、先に閉じた状態で嗅ぎ分け、
それらが何か、想像を働かせて記載していきます。

そのあと答え合わせ&講義をいただき、あらためて蓋を取った状態でまた嗅ぎ分けて、その特性を覚えます。

 

次に行ったのがテイスティングの方。
水で薄めたいろいろな溶液を味わい、それらの違いを体感します。

 

甘さだったらショ糖とブドウ糖、酸味だったら酒石酸と乳酸。
旨味だったらアミノ酸とコハク酸。。。
・・・ええ、決して美味しいテイスティングではありませんが(苦笑)違いを学ぶ意味ではすごく勉強になる体験でした。

 

面白いところでは、単なる水のテイスティングも行いました。
超硬水のコントレックスと超軟水のクリスタルガイザー、中位のエビアン、と。
意外にわからないものでした(苦笑)。

 

午後はテイスティングシートを使って、お待ちかねの日本酒テイスティング(笑)。
酒匠向けのテイスティングシートは、前半の香味や味わいの細かい分類を知って初めてかけるものでした。
これは本当に日々の鍛錬なんですね〜。。。
テイスティングシートのサンプルをいただいたので、忘れないうちに復讐しないといけませんね。
(なかなか実行できませんが。。。)

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最後に、今回一番面白いプログラムだったのは
「香味特性の変遷をテーマにした日本酒のテイスティング」。
日本酒の起源から、室町〜江戸〜昭和初期〜大正〜昭和中期〜平成〜現在(途中省略あり)と、どのようなお酒の遷移を経てきたのかを
現代で再現できる限り行って飲み比べると言うことを行いました。

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どっちがどっちだったかすでに忘れてしまいましたが(苦笑)
同じ濁酒ですが、片方がいわゆる「どぶろく」、粉っぽい香りと炊いたお米のようなテクスチャー、甘みもお米由来の優しい味がします。
もう片方が室町時代の「菩提酛」に近いお酒。どぶろくよりはかなり酸味が感じられるお酒です。

 

特にこういう変遷をたどる飲み比べが出来ると、昔ながらの年配の日本酒ファンの方も「懐かしい」と言う感情が湧いて楽しめると言うことだそうです。

 

ついつい日本酒会だと、トレンドや酒造が追求するお酒に特化することがあるので、こういう目線もあるんだーと言うことが知れたのは本当に良い収穫でした!。

 

日本酒の楽しみ方が増えたのが本当に嬉しいです!!
また機会をみつけて、いろんな日本酒会を開催できるように精進したいと思います!!

 

・・・そうだ(笑)

あと、最後に、焼酎テイスティングも初体験しました。
これは本当に、難しいです!!。度数が高いとあまり細かい差がわからない。
生酒の状態のあと、トワイスアップ(水で半分に薄める)で再度テイスティングして味わいを見極めることが必要でした。
これもきちんと学ばねばならんですね〜。。。

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おまけ。今回のテイスティングラインナップたちです♪

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