【旧店名】四谷三丁目「鎮守の森」さんで冬鍋日本酒ペアリングコース堪能

      2022/01/18

(和酒店50)
日本酒好き・四谷三丁目界隈の飲食の方には有名な、会員制日本酒居酒屋「酒徒庵」
私自身、長野地酒のイベントで店舗には入ったことはありつつも、通常営業で伺ったことはありませんでした。

 

きっと伺うことはないんだろうなと諦めておりましたが
ふと気が付くと、食べログで予約可能となっており、
しかも一人でペアリングコースが予約出来てしまったため、意気揚々と足を運んでしまいました。

 

と言うわけで、四谷三丁目「鎮守の森」さんのペアリングコースを味わってまいりました!。
お店の情報は記事の最後に記載します。

<テイクアウト記録(別ページ)>
初回:2020/6/7 update(最新)
<訪問記録>
初訪問:2018/12/30 update
お店情報

お店のテイクアウトの記録はこちらです

初訪問:2018/12/30 update

場所は難なく分かっていたのですが、相変わらず人を寄せ付けない見た目のお店。
予約しているから大丈夫!、とは言いつつも、地下におりてインターホン鳴らす時はとっても緊張しちゃいました(笑)。

この日はカウンターにまだ誰もおらず、結構優雅に使わせていただいちゃいました♪ラッキーでした!

 

席に案内頂いた後、予約通り、「牡蠣の土手鍋ペアリングコース」8800円がスタートしました。

早速開始!ペアリングコースをご紹介!!

コースと言っても、飲み会メニューなので料理分類名がないです。。。
サブタイトルはなしでご了承ください。

最初はスパークリング日本酒から。
広島県「誠鏡」スパークリング。
酵母由来系(酢酸イソアミル)からくるキレある香りとスッキリ酸がレモンのニュアンスでした。
アタックはスッキリした酸とほのかな甘味がレモネードのニュアンスでした。
自然発砲なので炭酸は優し目です。
余韻はなくスッキリとした飲み心地でした。

お料理の全景です。
ベースに出汁とみりんで濃く味付けており、柚子味噌の甘い味がほんのりながらよく目立っていました。

日本酒2つ目。
新潟県「金鶴」本醸造 しぼりたて生。
香りは穏やかでした、少し酵母由来系(酢酸イソアミル)のような、ツーンとした高級アルコール的な香りがほんのりしました。生も若干あったかも。
アタックは酸ほどほどのシンプルな味でした。旨味と甘味はほぼ感じず、後口には収斂感が残りました。
テクスチャは滑らかで、しっかり低温熟成している感がありました。

ブリのなめろう 味噌仕立て、お料理の全景です。

ブリの甘い脂がしっとり味噌に溶けて美味しかったです♪。
ぶり特有の青いにおいも目立たないがいい意味で感じられました。

3つ目。
お酒は、長野県「亀齢」無濾過生原酒。

主体である酵母由来系(カプロン酸エチル)の南国フルーツ系の香りのほか、
生も少々あるようで、ハーブ的なスースー感を感じました。
アタックは弾けるような酸とほのかな甘にがさが、グレープフルーツのニュアンスでした。
余韻はなく、後口は収斂感が残ります。
口当りはトロトロ滑らかでとっても心地よいものでした。

お料理の全景。一個食べちゃった、ごめんね(苦笑)。

 

季節ものということだったんでしょうけど、結構お料理自体は普通のもの。
多分揚げ物として、爽やかさを加えるフルーティ系を持ってきたのかな。
とんかつとか、主体の具自体に旨味があったらバランスよかったかもと思いました。

4つ目。
長野県「神渡」純米辛口。

香りとても取りづらかったです。高級アルコール香主体のようだと思いました。
アタックはかなりシンプル。加水的な酸と、アルコールの揮発感が辛さを演出していました。
甘味もほのかにあるようで、柑橘系のニュアンスと思いました。
中盤以降、程よく旨味も広がってきて、いい余韻になっています。

うまくつくっているなぁと感激しちゃいました。。。

お料理の全景。

 

白子ポン酢。やっぱりこちらはこういう酒肴系は強いですね。美味しいです。
今日のお料理の中で一番のお気に入りでした。

何気にワカメがうまい(笑)。縁の下の力持ちになっていました。

 

 

さて、いよいよメインデッシュです。

牡蠣鍋、インスタ左上は、最初のお酒の後くらいに配膳された様子。

それが2つ目の「金猿」を飲んだくらいにはだんだんこんないい感じになり、

インスタ左下、全景はこんな感じになったのは、4品目のお料理を出していただく前くらい。

 

めでたくお店の人の判断で、食べてもオッケイ、ゴーサインをいただいた次第です( ̄▽ ̄)。

土手味噌をしっかり甘めに作り、牡蠣出汁とのバランスをしっかりとっているものでした。
主な具は、しめじ。えのき、ねぎ、白菜、三つ葉、こんにゃく、豆腐。
それほどボリュームはなく、するりと一人でもいただけちゃいました。

 

 

お鍋を食べている間は、お酒がなくなったら次の銘柄を出していただけるので
もしかするとお鍋があればエンドレスで出していただけるのかなとか思ったりして(笑)。

 

試す勇気はなかったので3種に止めましたが。。。

 

 

ペアリングとして選んだのは、お鍋にしてから一杯目の、高知県「美丈夫」特別純米酒 しぼりたて生原酒。
かなりいろんな要素の香りが強いお酒でした。
酵母由来系(酢酸イソアミル)&生&セメダイン香がどれも主張しまくってます。
アタックはしっかりした甘味と苦味がグレープフルーツのニュアンスでした。
酸の主張は全般的に強いのですが、甘味がしっかり後口まで残りました。

続きまして、広島県「天寶一」おりがらみ本生。

両方の酵母由来系(カプロン酸エチル&酢酸イソアミル)と生香が絡み合って、メロンのニュアンスの香りでした。
アタックはしっかりした酸と苦味が柑橘系のニュアンスでした。

最後は、長野県「つきよしの」特別純米無濾過生原酒。

酵母由来系(酢酸イソアミル)がしっかり主張し、高級アルコールのマジックのような香りが主体でした。
アタックは強いアルコール感と甘味と苦みが洋梨のニュアンスでした。
中盤以降から来る余韻は長く残りました。
フルーティながらもどっしりとアルコール感が強くて飲みごたえあるお酒でした。

締めのうどんも最後まで美味しく頂きました♪

コース完了!全体的な感想は?

カウンター後ろの日本酒冷蔵庫。噂にたがわずかなり圧巻な品揃えでした。。。

 

 

お料理に合わせるお酒を出すお店としては第一人者、
酒器がお酒が変わると全て変更されること、お酒が結構マイナーであること。。。

 

ペアリングのお店やバルを今まで回り、今となってはそれらの要素も目新しいものではなくなっていることに感謝をしつつ、
「こちらのお店に伺う楽しみって何なんだろうな」と、少しだけ考えてしまいました。

 

もちろん、料理に合わせて知らないお酒が飲めることは飽きない楽しさだと思うので、今後もそんな楽しみ方をしてみたいお店なのはもちろんですが
会員制をやめ、ネット予約を受け付けるようになった理由が少しわかったような気がしました。

 

もちろん、それで私なんかの一見お一人様が、予約さえ取れれば気軽にこられるところになったのはとっても素晴らしいことです(笑)。

またネットを覗いて、隙あれば予約して伺いたいと思います。
季節が変わり、コースが変わった頃くらいに、ですね。

 

ごちそうさまでした!!

お店情報

住所:東京都新宿区四谷3-11 第二光明堂 B1F
電話番号:050-5596-3924
営業時間:〔月~金〕18:00~22:30(L.O 21:30)、〔土・祝〕15:00~20:00(L.O 19:00)
定休日:日曜日
URL:食べログ

私的:日本酒バルチェックリスト

<どちらか一つ満たす>
☆店内内装がバル&バー風:◯
☆器ワイングラス    :
<全て満たす>
★当日予約か予約なしOK :
★カウンター利用可   :◯
★こぼし提供無し    :◯

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