2023年冬:奈良県長谷寺の温泉宿「長谷寺湯元井谷屋」さんへ一人温泉宿泊

      2023/03/24

奈良・飛鳥地方の観光の後のお宿です。

こんなところにまさか温泉があるとは!、と意外でした。
今回伺ったのは、奈良県桜井市の「長谷寺湯元井谷屋」さんでした。
お宿の公式ホームページはこちらです。

この日のお宿「長谷寺湯元井谷屋」さん

お宿には、近鉄線「長谷寺」駅まで電車で向かい、
地図上、歩いて10分くらいの距離だったので、歩いて向かいました。

すると駅からはすごい坂道(下り)で。。。
これ多分、普通は歩かないんだろうな、と思いました(笑)。

ただ、駅前には何もなくて時間も潰せず、ぷらぷら歩くことで時間潰しになるので
寄り道しながらぷらぷら歩いて向かいました。

そう言うわけで、お宿に無事到着。

一人用の部屋は、道路向かいの本館なので、こっちに入るのかな、とウロウロしてたら
本館から従業員さんが出てきて、別館側の受付に通してくださいました。

この日のお部屋

なんと別館のお部屋に案内していただけちゃいました。
ありがとうございます!。
部屋にトイレがあるのはとても嬉しいです(笑)。

冷蔵庫には有料の飲み物がすでに入ってます。
夕食(部屋食)のドリンクはこちらからいただくとのことでした。
メニューにある一部の日本酒は食事に注文できるそうですが(ほっ)。

眺めはまぁ普通。開けているので明るくていいですね。

本間の前に続き間みたいな部屋があって、そこに鏡台がありました。

中居さんが来てくださってお茶を入れてくださいました。
お茶菓子と一緒にいただきます。

 

ワーケーションに使えるかどうか?、でしたけど
一応公共のWi-Fiが入ってくるので使えなくはないのですが
30分に1回入り直さなくてはいけないタイプで
ガッツリこもった状態のワーケーションは向かないかな、と思います。

 

コンセントも机がある範囲では難しかったですし、数も足りず。
空気清浄機を抜いて、延長タップ(自分の持ち込み)でなんとか対応できたかな、って感じでした。

温泉大浴場&設備

別館の玄関を入ったところ。

こちらはチェックアウトした後に忘れていたことに気がついて撮ったのですが
前日(私が泊まった日)はこんなにお客さんがいなかったため
この1列目の半分くらいしかスリッパは並んでませんでした(笑)。

お風呂までのアプローチな廊下。

 

建物の造りが古く、古いと言うか丘陵地に建っているのかな、
少しだけ坂道になっているような、そんなアプローチでした。

 

建物の古さは、この廊下の寒さで結構実感しました。

お風呂は、男女朝晩で入れ替えをしてもらえるので、2種入れました。
当日の夕方に入ったのは、小さい浴場の、椿風呂(だったかな)。

貸切状態でいただいてしまう( ̄▽ ̄)

朝は、こちらのお宿の売りの浴場、千人風呂。

朝日を浴びて荘厳な雰囲気になってます。

 

千人風呂は広かったけど、椿風呂もすごく広くて(貸切状態だったから?)
のびのび入ることが出来て、どちらもすごく快適な大浴場でした。

お宿の夕飯をご紹介

夕飯、朝ごはん、両方部屋食でいただきました。

 

夕食は一番オーソドックスなお料理をチョイスしました。

本当はお鍋のコースが良かったんだけど、
一人だし鍋だけだと寂しいかな、と言うことで
鍋以外のお料理も充実していそうで、食べたかった鍋が小鍋の台としていただけるものにしました。

全景です。あとで追加のお料理もありました。

こちらが本日一番楽しみだと言った、「倭かも鍋」、です。

台に火をつけていただいて、お料理を頂きながら火がはいるのを待ちました。

まずは冷蔵庫から、瓶ビールを取ってきて、
自分で栓を抜いて(笑)頂きます!
(なんとちゃんと、グラスも冷蔵庫にセットされておりました( ̄▽ ̄)(笑))

お酒のメニューはこちらでした。
こちらは欲しい時に電話でフロントに注文する形でした。

お刺身は、きちんとした包丁仕事が施されており、
お料理への力の入れ方をひしひしと感じました。

部屋食なので、あまり何度も注文するのは何だったので
300ml瓶から、この長谷寺のお膝下:桜井市の蔵元のお酒「談山」(たんざん)を頂きました。

スペックは
22年9月製造、アルコール分15度
でした。

 

多分普通酒(上撰)だと思います。アル添酒でした。

 

一緒に煮えてきた倭かも鍋と頂きました。

甘いカツオベース出汁に甘い醤油が鴨と野菜の出汁を煮出して、
旨味がとてもしっかり感じられるお鍋でした!。

追加で天ぷらがやってきました。

締めのご飯とお汁、茶碗蒸し。

ご飯には奈良漬も含めたお漬物を頂きました。
この奈良漬、めっちゃうまい!!

 

奈良漬は元から好きだったんだけど、そういえばしばらく食べてなかったです。
これで一緒に日本酒をいただくのが至福の時間でした。

茶碗蒸しは、安定な優しいお味。

お汁は三輪そうめんでしょうかね?、煮麺を頂きました。

最後、フルーツをデザートでいただきましたが
こちらは食事を下げていただいて、布団を敷いていただいたあとのんびりいただけました。

フルーツと一緒に、再び冷蔵庫からカップ酒(?)を出して、いただきました。
一応、「月桂冠」ですが、大吟醸です。

甘酸っぱさが主体で、デザートのフルーツに合いました!(笑)。

お宿の朝ごはんをご紹介

特に予約はしてなかったのですが、飛び込み?でも参加できるとのことで、
朝6時半にホールに待ち合わせし、長谷寺の「朝の勤行」に参加した後の朝ごはんになりました。

 

お寺での勤行はめっちゃくちゃ冷えたので、朝ごはんの前にお風呂に入らせていただき、
終わったら電話でフロントに連絡・・・する予定でしたが、
入り口前で従業員さんにバッタリ会って、口頭で朝ごはん開始をお願いしました(笑)。

 

もちろんお布団は上げていただいてました。
ですが、お布団に脱いでいた浴衣も回収されてしまってたので
お風呂に入る時にとても面倒でした(笑)。

お料理は帰った後にすでに配膳されていたのですが、
お風呂後は台に火をつけていただいて、ご飯とお汁を持ってきていただきました。

ご飯は、白米はもちろんいただけましたが、
奈良の郷土料理「茶粥」もいただくことができました。

いやー美味しい( ̄▽ ̄)。
ごちそうさまでした。

10時にチェックアウト&全体的な感想

チェックアウト後は荷物を預かっていただき、再び長谷寺にお参りに行きました。
朝の勤行のチケットでまた再入場できるのです。

 

1時間半くらい後にお宿に荷物を取りに行くと、その足で車で送迎してもらえました。
ありがとうございました。

 

一人宿泊で1万5千円前後でした。
お宿の建物の古さが許容できる場合は、本当にコスパのよくいい旅館だと思いました!

 

お風呂もそうですが、お料理にはきちんとした仕事で、
ちゃんと奈良ならではのお料理もコースに入れてくださっているのには
とっても感激しました。

 

最初、中居さんには、徒歩で伺ったことをとてもびっくりされてしまって、
帰りは絶対に送迎するから、と言うことでかなり念を押されてしまいました(笑)。

一人だと送迎が無理なお宿も珍しくなかったですしね。
とっても温かい対応に、心から素敵なお宿だと思わせていただきました。

 

ワーケーションには向かないですが、奈良の飛鳥地方には電車ですぐですし
機会があれば是非また伺いたいお宿になりました。
お世話になりました!

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