かじたいずみチーズ教室「日本酒とチーズ」セミナーに参加!

      2018/01/29

すごく久しぶりのセミナー参加です!

 

教室外イベントで先月お世話になった「かじたいずみチーズ教室」
本日はきちんと教室にお邪魔してまいりました!!

 

その名も「チーズと日本酒 しぼりたての会」です\(^o^)/

この日のチーズをご紹介!!

一番奥:ロックフォール(フランス:羊乳、青カビタイプ)
本日のチーズの中では一番濃いタイプ。ですが口どけがよくサラリとしており、フレッシュなお酒におすすめ

右真ん中:ヴァランセ(フランス:山羊乳、シェーヴルタイプ)
フレッシュな口どけ。

右手前:カマンベール(フランス:牛乳、白カビタイプ)
味わいが一番優しいタイプ。

左真ん中:ゴーダ2年熟成(オランダ:牛乳、非加熱圧搾タイプ)
2年以上の熟成による強い旨味。
見た目にもすでにわかりますが、結晶ができしゃりしゃりした食感がとっても強いものでした。

左手前:ケアフィリー(イギリス:牛乳、非加熱圧搾タイプ)
乳酸発酵のため、乳酸由来の酸味が強く、ミルキーな印象のあるチーズ。
先生がイギリスに行かれた際に購入したもので、日本では未発売のチーズとのことです。

並べた様子。

チーズと日本酒の相性をスバリ紹介!!

ちなみにこちらがこの日の日本酒でした。

お酒の説明も、レジメをいただききちんとしていただいたんですけど、
味わいは全て私のテイスティングした感想です。すみません(爆)。

 

お酒を左から順にいただきました。チーズとの相性はこれも私の所感です。

 

1.岐阜県「初緑」特別純米無濾過生原酒29BY。
アタックは甘苦さが主体で、酸も乳酸の他、リンゴ酸、コハク酸も感じられました。
アフターは渋みがよく伸びました。ピリピリ感が強いところにフレッシュさが現れていました。
香りは取りづらかったですが、酵母由来(カプロン酸エチル)系が前に出ていた気がします。

×白カビ:カビのない部分はよく合うのですが、カビのトゲトゲ感が目立ってあまりいい相性ではなかったと思いました。
×山羊:酸がぶつかり、山羊のくささを立たせてしまってました。
○ケアフィリー:甘味酸味がお酒により増幅することによりうまさが倍増
△ゴーダ:お酒の酸味でスッキリいただけましたが、それにも有り余るゴーダの旨味の強さでした。
×青カビ:ちょっと酸っぱさが目立ってしまいました。

2.神奈川県「残草蓬莱」出羽燦々
酸がよく立ってました。香りはこれもおそらく酵母由来(カプロン酸エチル)が主体。
アタックには若干のピリピリ感。ヨーグルトのような甘味もありましたが、酸っぱさが前に出ていた印象でした。

○白カビ:日本酒の酸っぱさがそれほど目立たず、お酒の甘さが生きてました。その上、お酒の弱点?であったピリピリ感もまろやかに感じることができました。
○山羊:酸と甘さがそれぞれと同調しあって良かったです。
△ケアフィリー:口どけが柔らかくなり、お酒のフルーティさが生きましたが、チーズにとってはどうだったかは?でした。
○ゴーダ:お酒の酸味でゴーダの強い旨味が和らぎ食べやすくなりました。
○青カビ:チーズからは甘さが引き立ち、お酒からは酸が立ってすっきり感を加えてくれました。

3.長野県「岩清水GOWARINGO」荒走り
見た目に若干の泡と濁りがありました。香りはリンゴの香りを彷彿すると言うだけあり
酵母由来(カプロン酸エチル)が強く出ていた気がします。
アタックは酸が強く、最後まで果物の皮のような収斂感を残していました。

○白カビ:白カビ自体の香りが柑橘系のお酒の香りでスッキリいただけました。
△山羊:酸がぶつかる。ですがお酒の柑橘系の爽やかな甘さが生きお酒には良かったです。
×ケアフィリー:お酒の酸がかえって目立ちすぎ、トゲトゲしてしまいました。
×ゴーダ:これもお酒の酸が立ちすぎました。
○青カビ:青カビのトゲトゲさが、チーズの口当たりのまろやかさと相まり酸でスッキリまろやかになりました。

4.石川県「加賀鳶」山廃純米超辛口
香りはソトロンと酸からチョコレートの印象でした。
そんな焦げ感がアタックでは苦味に感じ、ピリピリ感も強いですが酸が効いているため
他の雑味を切り、苦味がほんのり残る他はスッキリとした後口にしてくれていました。

×白カビ:苦味とチーズの乳的クリーミーさが合いませんでした。
○山羊:山羊くささがまろやかになりました。口当たりも酸がお互い同調してました。
○ケアフィリー:チーズのこってりな口どけとミルキーさが、お酒のコーヒー感にミルクを加えた印象を作ってくれました。
○ゴーダ:チーズの濃い旨味が滑らかな口当たりのお酒に溶け合ってまろやかに感じました。
△青カビ:カビ臭さがちょっと目立った感じでした。口どけはとっても良かったのですが。。。

5.奈良県「花巴」水酛
香りは強く、乳酸と酵母由来(カプロン酸エチル)のもったり香。
アタックはものすごく強い酸でかなり酸っぱいです。苦味もありました。
口当たりは滑らかな上、後口は酸でスッキリとするが、柑橘系の皮のような苦味がアフターに残りました。

○白カビ:お酒の酸が生きる。滑らかな口当たりが同調していました。
○山羊:爽やかすっきり感の酸が同調し、また口当たりもまろやかな口当たりがぴったり合いました。
×ケアフィリー:酸が立ちすぎました。
○ゴーダ:チーズの旨味がお酒の酸に勝ち、うまく味をまとめていました。口当たりもよりまろやかに仕上がっている気がします。
○青カビ:カビの香りがまろやかになる上で、溶け合う口どけが相まりお酒がより飲みやすくなりました。

さらにまだお楽しみの、チーズ料理!!

先生のレシピ本の中から、日本酒に合うと思わしきお料理も披露いただいちゃいました\(^o^)/

チーズの味噌漬けに

チーズの油揚げ包み

しいたけのブルーチーズ乗せ焼き。

その他、酒粕焼きなんかも出てきて、チーズでお腹いっぱいになった楽しい会でした。

無事会も終焉へ。ありがとうございました!!

お酒の4と5は燗もつけていただいたりと、最後までお酒を楽しめる企画にしていただけました♪

私は先ほどの組み合わせを書き留めるのに終始し、
お酒もほどほどになってしまいました(苦笑)。

他の人の感想や組み合わせを聞くのはとっても参考になります。
次回は自分だけでなく、もっと他の方の意見もちゃんと書き留めておきたいと思いました(笑)。

貴重な体験をありがとうございました!

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