三軒茶屋「采」さんで絶品小料理と日本酒立ち飲み

   

(和酒バル139)

三軒茶屋の駅近くに、立ち飲みの日本酒バルがあると言う事で、今回訪問してみることにしました!
お店の名前は「采」さんと言います。
(お店の公式ブログはこちらになります。)

3回目再訪:2020/8/21 update

前回から約2年2ヶ月ぶりの訪問です。。。
空きすぎですがな!!(爆)

いつの間にか世間はお盆休暇。
こちらならば世間の休暇関係なく開いているかなーと想定して突撃訪問いたしました。

 

貼り紙には「マスクしていない方お断り」的な意味合いが記載。。。
ご時世的なものを感じます。
少し緊張しながら、扉をオープン。

 

手をアルコールで拭いてから、カウンター席を案内いただきました。
ありがとうございました。

この日の日本酒メニュー。
手元にも日本酒メニューがあるのですが、黒板との内容がちょっと違うんです。
両方見られる席に案内いただけたのはとっても幸せ♪

まず最初のお酒は、高知県「美丈夫」特別本醸造 をいただきました。

スペックは
20年6月製造、精米歩合60%、アルコール分14度
でした。

同時にお冷やも配膳いただきました。
このお冷やが常温で体に染みます。。。

お通しはこちらのお店でおなじみのおかゆでした。
ふりかけの桜海老とちりめんの香ばしさが、おかゆをおつまみにしてくださっているのが嬉しいです。
これで1杯飲めました(笑)。

続いては、新潟県「真稜」至 をいただきました。

スペックは
20年7月製造、精米歩合60%、アルコール分15度
でした。

モンゴウイカ刺し、全景です。

大きな切り身が嬉しいですね😄
ねっとりした口当たりながら歯切れの良さがいい感じでした。
さくっとした歯応えも一緒に味わえるのが独特で良いですね。

サクサク行きますよ〜(笑)
続いては、福井県「一乃谷」暁 斗瓶中取り無濾過生原酒 大吟醸生 をいただきました。

スペックは
19年12月製造、酒米:山田錦100%、精米歩合40%、協会14号酵母使用、日本酒度+4.0、酸度1.3、アルコール分17〜18度
でした。

もずくときゅうりの酢の物、全景です。

鰹出汁に酢を合わせた三杯酢が絶妙でした♪
一方で、もずくの爽やかさがしっかり生きておりました。
アコーディオン状の包丁捌きを見せていただけづきゅうりも見事です。

 

 

こちらのお店は単なる居酒屋料理じゃなくて
こんな和食の小技を効かせたお料理がいただけるのが素晴らしいです。
正直、立ち飲み日本酒店でこんな店ないよ(爆)。
(知らないだけかも、知ってる方いらっしゃったら教えてください😅)

立ち飲みお料理アワーズがあれば間違いなくノミネートさせてもらいたいと思います!

 

 

さて、そんなこんなで感動している間にもまだ食べたいところ。
せっかくだからメインディッシュになるようなお料理が食べたい!、と言うことで
頼んだお料理に合わせてもう1杯だけいただきました。

日本酒は、大阪府「片野桜」雄町 山廃純米生 をいただきました。

スペックは
20年4月製造、酒米:雄町100%、精米歩合65%、アルコール分17度
でした。

焼き豚バラ肉とゴーヤおろしポン酢、全景です。

配膳当初はこんなもりもりだったのです( ̄▽ ̄)

 

盛りの部分のあらおろしにはポン酢がかかっており
大根おろしのボリュームはバッチリでした。
お料理は、薄切りバラ肉とゴーヤと玉ねぎで構成されており、
野菜たっぷりなボリュームあるおかずでした。
たっぷりかかっているシャキシャキのネギもいいアクセントだと思いました。

そんなわけでこの日はお腹いっぱいになったのもあり、ここで締めました。

 

日本酒はどれも同じ値段(1杯500円)ですし、
すごくお得感あり満足感高い訪問になりました♪
ご馳走様でした!!

再訪:2018/6/30 update

なんと8か月ぶりですか!!

 

そういうお店は少なくないので・・・ここだけ特別行きそびれていたとかはないので
マヒしていました。いかんですね。。。

この日は少し出遅れてしまったため、カウンターは隙間がなんとか空いている状況でした。
でも入ることが出来てよかった(´Д` )♪

この日の日本酒メニュー(机上)。
壁に掲げられている黒板にも書かれていますが
この机上メニューとかぶっていないのが素晴らしいです。

ちなみに黒板はこんな感じ。
(お客さんが引けた隙間を狙って(笑)撮影しました。)

お通しの一口おかゆ。
味付けとして乗っているものがいい味出して、
おかゆがつまみになっていると言う不思議さ。

 

まずは机上メニューから日本酒をチョイスです( ̄▽ ̄)。

一杯目は岐阜県「無風(むかで)」純米吟醸涼や香
酵母由来系(酢酸イソアミル・カプロン酸エチル)の香りが両方しっかり出てますが要素的には薄いです。
酸っぱいような感じがし、水飴的な甘い香りもほんのりと感じます。
アタックはしっかりした酸とほのかな甘味ですが、全体的に薄さは否めず、梅ジュースのニュアンスでした。
酸がしっかり伸びますが、後口には収斂感が残り、ともかくスッキリな印象が残りました。

お料理の全景。

 

これがすごくあっさり、というか、白い、と言うか、
お酢がダイレクトに味わえるようなそんな味わいのお料理だったので
このすっきり系のお酒がよく合いました( ̄▽ ̄)!

自分、グッチョイ( ̄▽ ̄)(笑)。

二杯目、千葉県「香取」純米90生原酒。
はい、90はご想像通り、精米歩合ですね。
90とは一般的な白米の精米歩合ですな。
見た目も黄色が濃く、トロトロしているのが一目瞭然であり、
こりゃーもう誤解のしようがないがっつり熟成酒でございました( ̄▽ ̄)。

 

香りは麦や玄米のような香ばしい感じと、
メープルシロップ的な甘くも苦い熟成香がかなりガツンと濃く伝わってきました。
アタックはしっかりとした苦味甘味、それと、芯が感じられる酸。
ピリピリとした刺激も強かったです。
後口はその刺激と甘味でどっしりと重い余韻で、とても飲みごたえのある一杯でした。

お料理の全景。

 

本当は最後のお酒に合わせようと思ったなめろうでしたが
青魚のコクと味噌の甘さにはやっぱりこのスペックのお酒があうんですな。

 

多分お燗だったらお酒自体もっと飲みやすいかもしれませんが、
冷やでもペアリングしたらなかなか美味しく感じました♪。

三杯目、高知県「美丈夫」特別本醸造。
香りはとても取りづらく穏やかでした。酵母由来系香りが両方感じられるので吟醸づくりはされている感じでしたが
ほんのりとイソアミルアルコールのツンとした香りが主体と感じました。

 

アタックも穏やかでした。酸とこっくりと落ち着いた甘味。
全ての要素が穏やかな分、アルコール度数は低め(14度)ですがピリピリとした刺激も感じられました。
ニュアンスとしてはどことなくパイナップル的な南国フルーツ系だと思いました。

 

余韻は長く伸びるものはなく総じてスッキリ。さくらんぼに似たほんのりとした甘酸っぱさが口に残りました。

お料理の全景。

 

こちらは比較的、お料理(ツナ)をサラダ仕立てにして
食べやすくしている一方で、お酒の刺激とボリュームはあるけど
含み香を含めた香りが穏やかだから、先ほどのお酒よりも
お料理によりよく寄り添えるタイプでしたね。

 

どうしても本醸造系は一番最後に回しつつあるけど
最近は穏やかな味わいも多いので、順番が難しいですな。

 

いい勉強になりました!!。

初訪問:2017/10/12 update

三軒茶屋の三角地帯…実は今回初訪問なわけですが
なかなかディープなお店も多そうですね。

 

今回こちらのお店に決め打ちで来たわけでしたけど
外観は少しシックで戸を閉めていると中の様子が分からないので
少しだけ入るのに躊躇してしまいました。

お店に入ると、中央のカウンターはありつつも、
フロアには2名用のカフェテーブルや大人数用のテーブル(少数人用のカウンターにも流用可)
なんかがあり、埋まったらにぎやかになりそうなお店だなぁと想像することが出来ました。

早速注文!本日のお料理と日本酒をご紹介!!

メニューにも沢山載っていますが、それ以外の銘柄が黒板にも書かれていました。

多いですね。。。4~50種はあるでしょうか。

 

これだけあるのだから1杯目から日本酒いっちゃえ・・・と
心で思いつつめちゃくちゃ迷い、焦る。。。(汗)

お通しのおかゆがやってきました。
え、これをお通しで出しちゃうの!?、と一瞬ためらいました(笑)。

 

もちろん、ちゃんとしたお粥なのですが
上に乗っている肉そぼろみたいなのが結構しっかりした味で、
これはこれでおつまみにはなりましたね。

 

ただ、熱くてなかなか早く片付けられなかったのが難点でした。。。(苦笑)

そんなわけで悩んだ1杯目はこちら、「桜川」プレミアムエス。

非常に格好いいエチケットですね( ̄▽ ̄)
栃木県の辻善兵衛商店さんが出されているお酒とのことです。

 

香りは非常にほんのりとしたバナナ系フルーツ香と生香。
アタックは酸主体でほんのりとしたピリピリ感あり。
ですがピリピリ感は静かに広がる中盤以降の旨味で消され、静かにフィニッシュします。

 

何というか繊細な味わいでした。
きっと1杯目でないと味わえなかったことでしょう。

さて!、来てしまいました、おひとり様の特権「おつまみ盛り」!!
お料理は、上左側から。。。
・切り干し大根のハリハリ漬け
・キャベツのお浸し
・茄子の揚げ浸し
・塩鮭とほうれん草のポテトサラダ
・活〆真鯛&赤貝刺し
・鶏胸肉の葱ソースがけ

 

盛り付けも非常に美しいです。。。

 

量も、最低2口、大体3口程度、箸休め的なお野菜のお惣菜はそれよりも多くで
楽しめるように盛ってくれております。
一口で終わっちゃうの、やっぱり寂しいですもんね。
そういうちょっとした心づかいも嬉しいセットでした。

 

お刺身もいただけたのは何というか。。。
嬉しいのですが、お一人様からほかのメニューを頼むきっかけを失ってしまいますな(苦笑)。

日本酒、続きまして。
福井県「一乃谷」暁大吟醸生。
酵母由来のメロン香と生の香り主体。
アタックは甘味主体。酸も感じますが強い甘味がしっかりとフィニッシュまで残ります。

3杯め、お隣にいらした方とお話するようになり、
開拓ばかりだとヘンな人と思われるので(笑)
ちゃんと好きなリピ酒にもいっときますかと選んだ、石川県「宗玄」ひやおろし。
しっかりとした玄米の香りに生の香りが混じっている印象。

 

アタックは甘味と苦味、甘めのコーヒー・ココアの印象。
アフターには刺激的なピリピリ感。
口開けから時間が経ってないかんじの硬さがありました。
開けて時間を置くか、はたまた開けずにもっと長い年月寝かせると面白そうなかんじでした。

締めは、群馬泉山廃もと純米。

 

ここらへんから本格的におしゃべりが尽きず。。。
香りは穏やか、全体的にすっきりした印象、としかメモっとりません(苦笑)。

本日はこれにて締め!ごちそうさまでした!!

お隣にいらした方とおおいに盛り上がってしまい、
結局お料理も日本酒もなぁなぁになってしまいそうだったので
キリのいいところでこのへんで締めました。

 

最近、カウンターだったり、お客さんだったり、話しかけていただくことが増えました。
何ででしょうね?。
ご縁が深いお店にピンポイントで行けているということでしょうか。

 

話しかけられないのは私が何やっているか分かっている常連のお店だけだったりして(笑)。

 

それにしても、「おつまみ盛り」は・・・すごくうれしいメニューなのですが
やっぱりおつまみ開拓をしたい気持ちがムラムラ湧いてきております(笑)。

 

立飲みとしては若干価格帯が高い(3000円台)ですが非常に満足度は高いお店です!
お一人様が多いのは本当に納得でした。

 

是非是非再訪させていただきます!
ごちそうさまでした!!

お店情報

住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-13-19
電話番号:03-6453-4511
営業時間:18:00~翌3:00(L.O.翌2:00)
定休日:日曜
URL:食べログ

私的:日本酒バルチェックリスト

<どちらか一つ満たす>
☆店内内装がバル&バー風:○
☆器ワイングラス    :
<全て満たす>
★当日予約か予約なしOK :○
★カウンター利用可   :○
★こぼし提供無し    :○

 

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