四谷荒木町「りんごの花」さんでお一人さま日本酒を楽しむ

      2020/06/29

(和酒店27)

四谷荒木町のお店に通うようになってから8年近くになりますが
その結構早い段階からすでにチェックをさせていただいていたお店でした。

でも、一部の飲み歩きイベントを除き、きちんとした(笑)営業時間には
実は一度も伺ったことがなく、念願の初訪問となったわけでした。

 

そのお店は「りんごの花」さんです。
お店の公式ホームページはこちらです。

 

3回目再訪:2019/6/12 update

10ヶ月ぶりの訪問になりました。
1年以上開いちゃってたと思っていたので、意外に早く来られたみたいで何よりでした。
(早いか??(汗))

この日はカウンター狙いで突撃訪問したところ、
何とカウンターに予約が入っていたため、テーブルへのご案内(笑)。

ま、テーブルだといつもなら見えない景色が見えるのでたまにはいいかな( ̄▽ ̄)。
(カウンターもほどなくすぐに埋まってました(笑)。)

 

この日も早速お約束のビール・・・ではなく、

この日はこんなメニューを発見し思わず注文(笑)。

「ごぼう茶ハイ」到着です( ̄▽ ̄)。

口に入れると「あれ、甘い?」と一瞬思ったのですが
ごぼうの土臭さが味わいで残っているのですが、まるでコーヒーの苦さのごとく
くせになってしまう飲み物でした。。。

本日のお通しはこちら、青森野菜盛り合わせ
酒粕味噌マヨネーズとともにいただきました。

でもレタスには最初からマヨ系ソースがかかっててそれが普通に美味しかったです(笑)。

 

さて、お料理はカウンターではなくても
半量オーダーが可能なので、がつがつ行きたいと思います。

 

ですが最初に頼んだものは半量じゃなくても食べられそうなポーションだったので
そのサービス履行はなしで、フルサイズな注文になっちゃいました(笑)。

ちなみに本日のおすすめ日本酒メニューはこちらです。
もちろん常備メニューも別にありますし、メニューにない日本酒もあるのはお約束です。

 

そうしてこのお店では青森地酒しかないので
銘柄紹介での県名は省略させていただきます(笑)。
たくさん種類をいただきたいので、60mlでいただきました。

「久○」(きゅうまる)純米吟醸初しぼり生原酒中汲み。
菊乃井という銘柄の限定バージョン銘柄です。

香りは酵母由来系フルーツ香(カプロン酸エチル)と乳酸香がしっかり立っており、
酸っぱそうな印象がありました。
アタックはしっかり甘いですが、ピリピリとした刺激が強く苦味も感じられました。
そんなかなり強いジューシーさはマンゴーのニュアンスでした。
中盤以降は苦味が酸に吸収されて、代わりに渋みがしっかり残りました。
後口もまさに南国フルーツ食べたような感じになっていました。

お料理の全景です。
う、やっぱり半量にすればよかったと思いました。。。なかなか多い(笑)。

砂糖醤油ベースのしっかりした甘さがクセになりますね。
そんな味付けがこごみのクセをマスクしておりとても食べやすかったです。

続いては「津軽龍飛」特別純米です。

酵母由来系フルーツ香が両方(カプロン酸エチル・酢酸イソアミル)感じられますが、基本的には穏やか系でした。
アタックは甘味も旨味も強く口当たりも滑らかで、強いて言えば梨のニュアンスだったと思います。
酸もアルコール的なもったりした苦味もあるのでパンチの強さがありました。
重いどっしりとした印象と苦味が口に残りました。

お料理の全景です。

 

お料理が到着して開口一番「かわいい!」とうなってしまいました(苦笑)。

上に乗っている人参、これ何のモチーフだか分かりますかね?。
そう、青森県の形なんですよ(笑)。
こういうこだわり、ものすごく私はツボで大好きです!。

 

味わいはと言いますと、しっかり食感が生でいぶされてるのですが
それほど濃い味ではなく、魚本来の旨味がしっかり生きておりました。

ちょっとインスタ映えするお料理が頂きたくて注文しましたが
きっと合うだろうと、締めにとっておきたかった上撰をこのタイミングで注文です(笑)。
「関乃井」上撰です。

香りは穏やかですが、つんとマジックのようなイソアミル香が感じられます。
お酒は常温でした。
アタックは酸と渋み主体で、甘くない梅干しのニュアンスでした。
口当たりはとても滑らかでするりと口には入りますが、
中盤から後口にかけてはピリピリした刺激を感じ、飲みごたえを作っていました。

お料理の全景です。

ハーフサイズなのですが、しっかりと貝の器に入れてくださいました!。

 

要するに卵とじのネギ味噌の事のようでしたが、
ネギがシャキシャキで食べ応えありました。
ホタテ出汁もしっかりしていて美味しかったです。
寒い時に食べたら温まるだろうなぁ( ̄▽ ̄)

締めのお酒は「安東水軍」フォルテシモ純米吟醸にしました。

香りは両方の酵母由来系フルーツ香(カプロン酸エチル&酢酸イソアミル)が感じられ、
ほのかに熟成香も潜んでるような印象でした。
アタックはしっかりした甘味とトロトロした口当たりでした。
酸がしっかり効いててさくらんぼのニュアンスが感じられました。

お料理の全景です。
フルサイズでもいけたんでしょうが、お酒を飲む間もてばよかったので
ほんのちょこっとだけ頂きたく、ハーフサイズでお願いしました。
シャキシャキしてて、味はお出汁の味でした。
みず自体はシンプルな味わいなんですね。

青森風情を感じる、照明にもなっているオブジェたち。

 

本当にこちらのお店の「ハーフサイズ」適用は本当に救われます!。
また青森地酒にどっぷりつかりたい時に伺いたいと思います。

再訪:2018/7/14 update

ちょうど、13ヶ月ぶりくらいの訪問でした!。(1年越しちゃった。。。)
さすがに覚えてもらえている気配はありませんでした。。。失礼しました。

でも私は一方的に懐かしい場所でした( ̄▽ ̄)

ビールからスタート( ̄▽ ̄)♪

お通しは、青森から直送の夏野菜スティックでした。
ディップは酒粕味噌とのことでした。

 

野菜がいただけるのは女子的にとっても嬉しい\(^o^)/
これから頼むおつまみは、野菜とか考えずにがっつり行こう♪

このサービスも健在でしたか!。これもとっても嬉しいです。
(ですが前回来た時は、女性限定ではなかったと思うんですよね。。。
男性のお一人様、ごめんなさい(苦笑)。)

青森酒オンリーで埋め尽くされている、本日のお酒。

 

常備酒はお酒のタイプ別に分類されていてメニューブックにありましたが
これと合わせると20数種って感じですかね。

青森の酒造の地域がわかりやすく地図とマッピングされているのも嬉しいですね。

 

 

そうしてお料理と一緒にお酒注文作戦を決行してみたのでした♪

一杯目、「八鶴」夏の純米。
酵母由来(カプロン酸エチル)系の甘めこってりな香りが主体でしたが、
酢酸イソアミル系の高級アルコール香もわずかに感じました。
アタックは爽やかで酸っぱすぎない甘酸っぱさで、さくらんぼのニュアンスでした。

若干の苦味と渋みがしつこくないけど余韻らしく感じられ、
夏野菜のほろ苦さとマッチしていたと思います。

お料理の全景。
もやしらしからぬもの(笑)が来て驚きました!。
ちなみにこれで半量です。

結構酸っぱく味付けしてあるので、夏の暑い時期にはさっぱりいただけるお料理でした。

二杯目、「神立馬」純米吟醸。

酵母由来系(酢酸イソアミル)からくると思われるマジック香が主体でしたが
もう一つの酵母由来(カプロン酸エチル)もあるようで、南国フルーツ系のもったり感も感じました。
水飴のようなコクもありました。

アタックはしっかりとした酸と甘味が主体でした。
ピリピリとした刺激が強くジューシーな所が洋梨のニュアンスでした。
後口は苦味や刺激も落ち着いてきて意外とスッキリしていました。
コハク酸の貝のような渋みがアクセントに後口に残りました。

お料理の全景。

 

本日のメインディッシュでした。
ハーフにしてもらいましたが。。。2口で終わっちゃったし。。。
これだけはフルサイズで頼んでもよかったな(寂)。

 

馬が全くクセがなく、ひたすらウニの甘さが際立ったペアリングでした。

先に、次のお料理の全景ですが。。。
本日の珍味として、ホヤを頼んでしまったので。。。

このお店の素敵なところは、本醸造や普通酒も常備酒にあるんですよ!。
なので、ここは普通酒の力を借りて乗り切ろうと思ったのでした。

普通酒「桃川」
香りはエタノール系のアルコール香と、少しばかりの熟成香と木香でした。
アタックは酸と苦味が主体ですが、それほど強いパンチはありませんでした。
酸の伸びがよく基本的にスッキリ系でした。
常温のお酒だったので口当たりが柔らかくて飲みやすかったです。

・・・そう、思いの外、綺麗なお酒が来てしまい、なかなかペアリングが難しかったです。。。
珍味に合わせるのは意外と日本酒も困難かもしれません。
焼酎がこれほど飲みたかったのは久々かも(笑)。

初訪問:2017/6/2 update

実はこの日事前にチェックしていたお店が満席で入れなかったので
候補の店を何軒か回り、ことごとく振られた後での訪問でした。

 

荒木町開拓は特に、(私の定義する)日本酒バルであることにこだわってはいないのもあり。

 

こちらのお店、この界隈では外から様子が分かりやすい、比較的オープンな造りなので
来てしまえば実は入りやすいお店だったんだなーと、実感(笑)。

カウンターに席ゲットです。
この日のこの時間、カウンター貸切でした。

早速注文!この日のお酒とお料理をご紹介!!

駆けつけ一杯の生ビール。
お通しは油揚げと小松菜と、「根曲竹」の煮物。

「根曲竹」はたけのこの穂先のようなイメージ。穂先よりはもうちょっときちんとした(笑)タケノコだったかな。
食感が絶妙でなかなか美味しかったです。

なんとこちらのお店では、カウンターのお一人様はほぼすべてのメニューでハーフサイズが可能とな!!

 

元々のお値段的にハーフでなくてもそれほど高くはないのですが
量を頼めない女一人飲みには、これは非常に嬉しい!!\(^o^)/

 

なのでお料理はすべて量ハーフでお願いしました!

本日のオススメから、「アンコウとも和え」。
アンコウの皮と身を肝で和えているエコな(笑)一品です。
これは口に入れたら後口にふわりと香る肝の香りが味わいの主軸。

・・・ビールでなくて日本酒だわ(笑)、絶対に(笑)。

そんなわけで最初の一杯をチョイス。
もちろん、1合もしくはグラスでチョイスできますので、グラスでお願いいたします。

もちろん青森の地酒から、まずは「斬(ざん)」肴ラベルをセレクト。

アタックは結構がつんとくるタイプの旨味系、香りは生的+ヨーグルト系。
後口も旨味と収斂感が残る感じで、かなりボディの強いタイプでした。

お魚料理と迷ったのですが、なんだか肉系が食べたくなって
「十和田バラ焼き」を選んでみました。

 

豚も玉ねぎも大振りに切られているものを、甘辛く味付けしておりました。
印象はかなり、甘い。
ご飯が欲しくなるタイプ(笑)。

好みがあるかもなーと思いましたが、素材が大きく、素材の味も十分わかるレベルだったので
これはこれでアリなんだろうなーと言う印象です。

続きまして。八戸の酒造「菊駒」純米吟醸生原酒。
これも強い生系の香りが主体ですが、爽やかと言うよりは少し乾いたイメージでした。
香りを控えめにして、アルコールの揮発感や辛さを生かし、非常に辛口に感じるような仕上がりです。

青森といえば、これを食べたい・・・と思って注文。
これも確かハーフにしたんだと思います(笑)。
アピオスの素揚げ。

このホクホク感と淡白な味は、他に代わるものがないですよね(笑)。

締めの一杯に選んだのはこちら、「白神」山廃本醸造。
常温でいただけました。
香りは控えめで、ぬる燗を一度冷ましたような柔らかい乳酸香が口の中から香るイメージ。
味わいも穏やかな旨味がほんのりある感じで飲みやすいお酒でした。

本日はこれにて締め!ご馳走様でした!!

お店の雰囲気的には、一人飲みではなく、大勢でワイワイする方が似合っていると思うのですが

カウンターへも気遣いをかけていただき、居心地は非常に良かったです♪

 

そんなわけで、お料理やお酒のチョイスに専念することも出来ました。
私の想像以上に青森の郷土料理が多く、選ぶのにとっても悩みました。。。

 

今回はマリアージュと言うよりも、食べたいもの・飲んでみたいものをランダムに選び、
なかなかそれぞれの調和を確かめられなかったのが悔やまれます(苦笑)。

もう少し次回からはマリアージュ考えてチャレンジしたいと思いました(笑)。

 

また伺います。
ご馳走様でした!!

お店情報

住所:東京都新宿区荒木町11-24 荒木町エーシービル 1F
電話番号:03-6380-6724
営業時間:17:00~23:30(L.O.22:45)
定休日:日曜(月曜が祝日の場合は日曜営業、翌月曜休み)
URL:食べログ

私的:日本酒バルチェックリスト

<どちらか一つ満たす>
☆店内内装がバル&バー風:
☆器ワイングラス    :
<全て満たす>
★当日予約か予約なしOK :○
★カウンター利用可   :○
★こぼし提供無し    :○

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