佐賀県小城市「天山酒造」さんへの蔵見学!

      2017/07/17

久々の蔵見学記です(^O^)。
佐賀市の中心街からほど近い、小城(おぎ)市に蔵を構える「天山酒造」さんに伺いました!

酒蔵は公共交通機関とタクシーを乗り継いで訪問!

蔵へは事前に電話で訪問を予約を行いました。
蔵のホームページにしたがって、ちゃんと交通網もチェック。

 

電車が通っているのに、佐賀駅からバスで、と言うところが
何ともまぁ地方都市らしい。

 

最寄りのバス停が、タクシー待合場所も兼ねており、インターフォンで呼び出せるのが便利でした。
タクシーではほんの五分程度。ホタルが住むと言う小川に沿ったところに蔵がありました。

早速、見学開始です!

蔵の事務所を通り抜け、少し広くなったところで、説明用のビデオを見せていただきました。
きちんと蔵見学に対する体制が整っていて、すごく素敵だと思いました。

ビデオのあとは順次説明をいただきながら蔵を回りました。

蔵開放をなされている蔵らしく、随所にその場所の説明文を掲げられております。

昭和蔵と言われる、比較的新しい家屋の2階にあげていただきました。

 

先に写真を撮らせていただいたのは醪の三段仕込みを行うタンクだったのですが
その上がホールになっていて、夏はコンサートなんかも開催されるそうです。

どうやってここで櫂入れを?、と思いきや

なんと!。穴が!!

深くて怖い(汗)。。。

 

櫂入れは相変わらずすごい仕事ですわ。。。

大正蔵には、昔、樽を手作業で下の階まで下ろしていた時の名残の滑車。

もはやお約束の絞りの機械。

 

でもこの同じ部屋には驚くものが!!

オリとともに熟成させている棚が奥にあり、
手前には、ルミュアージュ(動瓶)させる棚?が。

 

そうして

ドサージュをする機械!!
・・・いや、やるのは手作業なので、「機械」ではないのですが、なんだろう?(笑)

「瓶内二次発酵」(シャンパーニュ製法)の日本酒を広めて
それを国酒として、お祝いや特別の日の為の餞けに定着させたい

 

・・・と言う素晴らしい思いを、きちんと形にされているところを
まさに目の前にして、感動に震えました。。。

 

現在、吟醸酒が日常的に飲めるようになり、
私が一生懸命回っているバルで、
気軽に食事と楽しめるお酒の地位を確立できた、と言えると思います。

 

なので日本酒は、次の段階に進むことを考える時期なんだろう、と。

 

それが今度は、「日常」から、「特別な日」のお酒に向かうべきなんだろうと。

 

なんと本当に、目からウロコでした。。。

 

私がバルを回っている中で、言葉や形に出来なかったことが
この九州の地にあったとは。。。

 

本当に貴重な体験をさせていただきました。
東京に帰って、また作戦をじっくり練らなくては、です。

さて、堅い話はこれくらいにして。
せっかく公共交通機関で来たんですから、お楽しみの試飲(笑)。

素晴らしいことに、吐器まで用意してくださり、
いい状態の素晴らしいお酒を並べてくださいました。

せっかくなのでと、東京ではあまり飲めない、天山を中心としたラインナップを。

これからの日本酒のお話に花が咲き、
テイスティングを記録しておらず本当に恐縮です(笑)。

本日はこれで退散。ありがとうございました!

来る前から好きなお酒だった七田でしたが、ますます好きになりました!!。

 

蔵の中を回らせていただいた時に、従業員さんが普通にお仕事しているのですが
どのかたも気持ちよく「こんにちは」と声をかけていただけて、すごく気持ちよく見学できました。

 

美味しいお酒はその蔵の姿勢が現れているものだと
これも身をもって実感することが出来ました。

 

何よりも・・・。
次世代の日本酒に向けて。
私も微力ながら頑張りたいと思いました!!。

 

貴重な体験を本当にありがとうございました!!

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