初訪問:魚津「Hamadaya LABO」さんでオシャレに燗酒を堪能!
2019/04/09
(和酒バル186)
2018年最初の巡業記録です。まず最初の訪問は富山から。
と言うか今回の巡業は、このバルに来たかったから予定を立てたと言っても過言ではありません。
お店の名前は「hamadaya LABO」さんと言います。
(お店の情報は記事の最後に記載します。)
金曜の夜遅い時間に訪問!無事入店!!
魚津に、ちょい飲みできる「日本酒バル」的な業態はなかったはず。
なので金曜日の夜遅く、もしかすると週の中では一番混む時間帯かもしれない。。。
そんな心配は尽きず、東京を出る前に予約して行こうかとも悩みましたが
結果的に当日、ホテルにチェックインしてホテルの部屋から席確認の電話をしました。
よし、席取れた♪と意気込んでお店に向かいます( ̄▽ ̄)。
お店は、人気居酒屋「浜多屋」さんの2階。
階段を上り、別店舗のスナックから漏れ聞こえるカラオケの音とは
別方向のドアを開けて入ります。
ドアにはインターホンがついており、
思わずこれを押さないといけないかと思っちゃいました。。。
(結果的に、押さなくてオッケイでした(笑)。)
金曜の22時近く。なんと私が最初のお客さん!びっくり!!
カウンターの窓側端っこの席をゲットしました( ̄▽ ̄)。
早速注文!本日の日本酒とお料理をご紹介!!
日本酒バルなんだからやっぱり最初の1杯は日本酒で。
メニューはありましたが、それに載っていないものも本日は多いとのことでしたので
香り華やか系をいくつか出していただき、
その中で飲んだことのない銘柄のこちらをチョイスしました。
和歌山県「純真無垢」純米大吟醸。
香りは酵母由来(カプロン酸エチル)系がほんのりと感じられました。
アタックは爽やかな甘酸っぱさがかなり穏やか目でした。
ニュアンスは、さくらんぼ。
中盤から旨味が少し乗ってきて、程よい収斂感と酸味が梅酒のような後口にしてくれていました。
お料理はこの日のお通し。
カニと、牛タンの付け合わせになるなんばん味噌漬けの辛くないようなもの(笑)が乗ってました。
お冷を出していただいた・・・のに、一瞬びっくりしました(笑)。
え、注文してないよ、みたいな(笑)。
はい、心配には及ばないのですが(爆)。
2杯目は、最初の候補の時に一緒に並べてくれて
どことなく気にかかっていたコレ。
最初のが甘味が思いのほか少なかったので、味わいも少しパンチが欲しく。
青森県「陸奥八仙」吟醸生酒ピンクラベル。
香りはしっかりとした酵母由来系(カプロン酸エチル)と生系の香り。
メロンのニュアンスでした。
アタックは甘酸っぱさを想像するものの、意外に甘味も酸味も穏やかでした。
生らしい少しばかりのトゲトゲ感がありました。
コハク酸と思わしき、旨渋さの余韻が後口に長く余韻に残っていました。
こちらのお酒が非常にパンチがあるので
ワイングラスとフロートグラスとで飲み比べたら面白いですよ、と
贅沢な飲み比べをさせてくださいました!
ワイングラスは案の定、香りがかなり開き、その分生のパンチがある
とげとげ感が目立つ味わいになっていました。
一方で、フロートグラスは、香りの立ちがほんのり感じるものの、
それでとげとげ感が抑えられ、飲みやすく感じるのがとても不思議でした!。
香りって味わいに直結しているんだなーと、再認識( ̄▽ ̄)。
好きなお酒が出そろったところで
「地元のお酒はありませんか?」と伺ったところ
こちらのお酒をなんとサービスしてくださっちゃいました!!
白菊の濁りを燗にしてくださったものと。
まるで甘酒のよう!!。
自然な丸い甘味があり、焼いた鯖の皮と非常によく合います( ̄▽ ̄)。
頼んだお料理「UMAMI鯖焼き」が、お魚半身1枚でと言われたので
覚悟して頼んでいたのですが(ごはん食べていないので丁度良い♪)
お一人様仕様と言うことで、切り身(?)で並べてくだったようでした。。。
お気遣い、ありがとうございました!。
というわけでお料理の全景( ̄▽ ̄)。
こちら、最近都内でもよく見られる、伊東の某ハイパークリエーターさんのものだそうです。
「ここに来てまで。。。」と正直思ったとか思わないとか(爆)。
でも、幸せになりたいので(笑)思わないことにしてお酒と一緒に嗜みます。
燗繋がりで、珍しいお酒もあるとのことで、
こちらは注文させていただきました。
富山・成政の別銘柄「魂を醸す」美山錦特別純米原酒。
ぬる燗くらいにつけてくださいました。
アタックは甘味を感じずほぼ辛味でした。
旨味が伸び、柔らかな余韻を作李ました。
香りはお酢のようなツンツン感を感じました。
熟成香のソトロンが、温まったらこんな感じなんですねー。。。
貴重な酒器でいただきました( ̄▽ ̄)。
黒部ダムの酒器だそうです。
奥の穴を抑えながら、手前盛り上がっているところ(立山らしい(笑))に
口をつけていただきました。飲みづらかったです(笑)。
いや~、ここ最近燗をほとんど飲んでいなかったけど、
人が丁寧につけてくれた燗は美味しい♪。
お料理と一緒だからなおのこと。
幸せな中、東京でも有名な銘柄が、
地元のこちらのお店用のタンクのものを頂けていると言うことで
絶対に東京では飲めない、とても貴重なお酒を飲むことが出来ました!!
富山「羽根屋」純吟プリズム。
少し癖の強い熟成香が目立ちました。
アタックはコクのある旨味と酸味が、薄いコーヒーのようなニュアンスでした。
苦味はそれほど強くなかったです。
旨味の膨らみは少し中盤で感じ、長い余韻を作っていました。
今回も、ワイングラスとグラッパグラスで飲み比べさせていただけました( ̄▽ ̄)。
重ね重ね、とても細やかな心遣いが感激です。
(残念なことに違いを覚えていないのですが。。。(爆))
お料理、と言うかデザートの全景。
このお酒に合うお料理を考えたら、こちらに行きついたそうです。
クリームチーズとリンゴ、それにリンゴの相棒クルミ。
熟成感がありながら酸ですっきりしているこのお酒と
まさにぴったりな相性でした!。
自信のペアリングと言われていたこと、充分納得です。
本日はこれにて締め!ごちそうさまでした!!
オシャレな盛り付けのおつまみに加え、
非常にスタイリッシュな内装で、とても女子心くすぐられっぱなしでした。
私が記憶する限り、富山市は日本酒のお店は多いですが
もともとは、食中のお酒を意識している富山の地酒とお料理。
女子がふらりと立ち寄れるスタイリッシュバルで日本酒を飲むのがまだまだ根付いてないようです。
その状況で、こちらのお店を発見し、
昨年の富山訪問時にすでにチェックをしていたのに
行程の都合上あきらめざるを得なかったため、ずっと伺う機会を狙っていました。
結果、本当に期待を裏切らない素敵なバルでした( ̄▽ ̄)。
この日は翌日の荒天を皆気遣ったのでしょうか。。。
不思議と私のいる間はお客さんが来ず、お店を貸し切った状態で飲ませていただけました。
お料理は下階の居酒屋さんで作られるようなので
次回伺った際はもっと早く魚津入りし、お料理から楽しみたいと思いました。
本日も素敵なバルとの出会いに感謝です(^人^)
お店情報
住所:富山県 魚津市釈迦堂1-15-8
電話番号:0765-23-5775
営業時間:[火~金・土・日・祝・祝前]18:00〜25:00
定休日:毎週月曜日
URL:Facebook
私的:日本酒バルチェックリスト
<どちらか一つ満たす>
☆店内内装がバル&バー風:○
☆器ワイングラス :○(一部)
<全て満たす>
★当日予約か予約なしOK :○
★カウンター利用可 :○
★こぼし提供無し :○
チーズプロフェッショナルと唎酒師のブログです。
スタイリッシュで楽しく美味しい飲食空間が大好きです。
たまに本音のキツイことも書きますが(苦笑)、大好きなことを沢山の人とシェアしていければ幸せです。
趣味の山と旅行とランニングもたまに書きます。
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