恵比寿「麦酒庵」さん(クラフトビール+日本酒のペアリングコース編)

      2020/02/23

恵比寿「麦酒庵」さんへの訪問記録&お店情報はこちらです

3回目再訪:2019/10/28 update

前回の訪問から2年4ヶ月…おっと、そんなに伺っていなかったんですね(汗)。

 

この日は食べログからペアリングコースを予約して伺いました。

この日の最初のお客さんだったのですが、安定のカウンター席をゲットしました。

ペアリングコース開始!本日のペアリングの内容は?

選んだコースは、クラフトビール1種と日本酒6種がつく
マリアージュコース8000円でした。

このお店のお約束、安定のボトルチェイサー。
(お水が)いくらでも飲めると思うととても心強いです♪

先付けとクラフトビールのペアリング

なんのクラフトビールなのかな〜と楽しみにしていたのですが
ここの場合、メニューから自分で1種選ぶタイプでした。

これは悩ましい(笑)。

 

一応説明いただいたけど、多すぎるからかあまりよく頭に入らない(笑)。

したがって最初にメニューを見てピンと来たやつ
栃木県「うしとら・真面目なウイット」をチョイスしました。

 

泡が見た目になく味わいにも目立たず、
とても炭酸が穏やかで、その分柑橘的な酸がより強く感じました。
メニュー説明ではコリアンダーとオレンジピールという味わいの説明がありましたが、
アフターの苦味も柑橘的な穏やかさでとても爽やかでしたね。

お料理最初の一皿目は「7種類のキノコの碗」をいただきました。

 

大振りキノコがたっぷりで見た目も味わいも豪華です!

 

鰹出汁にほんのりのお醤油風味なのですが、出汁の大半はキノコでとても滋養によさげな味わいでした。
柚子の味わいがチョイスしたビールの柑橘&ほろ苦さにとても合ってました。
私、グッジョブでした( ̄▽ ̄)(笑)。

お刺身とペアリング(3種)

さて、次のお料理で瓶をいきなりどんどんどん、と3本並べていただいてしまったのには驚きました(笑)。

 

なんでも、お刺身3種それぞれに違ったお酒をペアリングすると言う豪華さ!!
お刺身1種は2口づつなのですが(笑)その割に日本酒は1種づつ結構たっぷり注いでくださいます。

 

「足りなければ足しますね」と、ある意味怖い(笑)お声がけまでいただいてしまいます。。。
もちろんこれで十分です!。お気遣いありがとうございます(苦笑)。

本日のお刺身全景をまず最初に。
上は殻付きの牡蠣、左下がカツオ、右下がクエをクエの肝を芯に巻いている物でした。

 

お酒の量からは少ないとは言え、お一人様お造りとしてはかなり豪華!😁

 

最初は何と言っても目を引いた大きな牡蠣そのものと、
「牡蠣限定」と書かれたラベルが目を引く日本酒から。
(ラベルには牡蛎と書かれていましたが、サイト内統一したいので牡蠣と書きますね)

 

日本酒は、三重県「天遊琳」手作り純米牡蠣限定。

スペックは
19年8月製造、酒米:北海道産彗星100%、精米歩合60%、酸度3.0、アルコール分15度
でした。

とにかく大きな牡蠣でした。。。

 

一口ではいただけなかったので(勿体なかったとも言う(笑))2口でチュルンといただきました。

クセがなくスッキリした味わいで、クリーミーさは穏やかなタイプだったと思いました。

お次は炙ったカツオとのペアリングでした。
奈良県「篠峯」雄町純米。

スペックは
19年8月製造、酒米:(岡山県)赤磐産雄町100%、精米歩合66%、6号酵母使用、アルコール分17度
でした。

 

最近、テイスティングコメントを省略してレポートしているのですが
この篠峯はアルコール度数高い割にはボリュームやピリピリの刺激が全く前に出てこなくて、酸と旨味と甘味のバランスがすごく良かったのでびっくりでした!
本日一番美味しかった日本酒はこれかもしれません( ̄▽ ̄)。
(私判定。)

 

 

今回のカツオについて。
藁焼き的なカツオのたたきではなく、バナーか直火っぽい炙りでした。

 

皮目を焦がすように炙っていて、炙りの独特の香りが立っているものの、トータルでは程よく脂が落ちて美味しく仕上がっていました。

続いてはクエ+クエの肝とのペアリングでした。
山形県「山形正宗」亀の尾・純米吟醸。

スペックは
19年9月製造、酒米:山形県産亀ノ尾100%、精米歩合55%、アルコール分16度
でした。

クエとキモの組み合わせは、シンプルにうまいっす(笑)。
味が濃すぎないすごくいいバランスの組み合わせでした。
ポン酢に鰹出汁がよくきいてて、このバランスもとっても良かったです。

魚料理とペアリング

この時点から日本酒は燗に移行しました。
コースの一人分は量も少なくて面倒だったことでしょう。。。
お店の方にひたすら感謝です🙇‍♀️

 

日本酒は再び山形県「山形正宗」ですが、お燗専用の「お燗純米」銘柄ラベルでいただきました。

スペックは
19年3月製造、酒米:山形県産出羽燦々100%、精米歩合60%、アルコール分15度
でした。

お料理。

 

あられがこれでもかとまぶしてる、ある意味目を引くお料理でした。

あられの香ばしいパリパリ感が強いので、鰆の旨味が負けるか?と思いきや、不思議と味がコラボしていて良かったです。
それにお酒の味わいがマリアージュしたって感じですね。

 

でもこのお料理、この日一番、ポロポロして食べづらかったです。。。

蒸物とペアリング

千葉県「岩の井」山廃純米・大吟醸を、いただきました。

スペックは
18年1月製造、精米歩合40%、アルコール分15度
でした。

 

昨年1月ものらしく、かなり寝ている印象の香りとテクスチャでした。
冷酒だったら相当飲みづらかったのではないかなと想像しました。
(私は好きですけどね(笑))

お料理、蓋オープンの状態でいただきました。
もうもうと湯気立つ中に出汁に浸ったいくらがビッシリ沢山埋まっていると言う、
ビジュアルに度肝抜かれたお料理でした。

お酒とのペアリングは、口内調味をオススメいただきました。
たしかに一緒に口の中にある状態の方が日本酒美味しく感じました!

 

ちなみに茶碗蒸しの下になめこと湯葉が沈んでいました。

肉料理とペアリング

最近多くお目にかかっている銘柄になってしまいました(笑)。
福島県「にいだしぜんしゅ」生酛・純米吟醸・燗。

スペックは
19年3月製造、酒米?:自然栽培米、精米歩合60%、アルコール分16度
でした。

お料理の全景です。

 

下に揚げ麩とほうれん草の煮浸しが敷かれています。
合鴨は衣を薄く纏って煮ておりたっぷり出汁が含まれており、
食べる直前にワサビを解いていただ来ました。

揚げ麩にも味付けをしっかりつけている一方、
ほうれん草がかなりたんぱくに感じられることで味わいのバランスをとってるように感じました。

締めの麺とペアリング

さてここで日本酒が6種全て出そろったので
あとは麺のみか、麺に(肉で飲んだ)日本酒を残さないとなーと
ちびちびちびびと飲んでいたのですが

 

なんともう1種ペアリングをしてくださいました!
これはサービスか、それとも6種と書いていたのが間違いだったのか、
なんにしろ嬉しいです\(^o^)/
(と言うかお店のメニューよく見てみたら「6種」とはどこにもなかった。。。
 予約時に見たのは幻のようでした(爆))

青森県「安東水軍」からの「ships motif sail」山廃仕込みにごり酒をいただきました。
どぶろくではなく、濃い甘酒寄りのお酒でした。

 

スペックは
19年4月製造、精米歩合60%、アルコール分17度
でした。

 

 

ラーメンは、気を利かせて配膳前に「量は(お腹いっぱい具合は)大丈夫ですか?」と聞いてくださったので
「大丈夫です」と答えました(笑)。

また同時に、パクチーのOK or NGもか聞かれたのでここはOKと言いました。

具にはキクラゲとブロッコリーが入っていました。
スープはバター風味なのですが、塩と滋味が立っているシンプルさがいいです。
多分これ麺はラーメンでなくてソーメンだったと思います。。。
かなり柔らかめな麺でした。

コース完了!全体的な感想は?

お刺身でいきなり3種のペアリングは疲れましたが。。。
あとで出てくるよりは気合(笑)があるので良かったんでしょう。

お料理の量もちょうど良く、お酒もグッドなタイミングでものすごく良かったです😊

 

こちらのお店はついつい頼み過ぎてしまい
お値段が知らない間にするする上がってしまうため敬遠してたりしましたが(爆)

こんな感じで、バルメニューでペアリングのコースにしていただくと
安心して楽しめるのはとても良かったです!

 

ペアリングコースで来たいのですが、ネット予約だと
如何せん時間が早いところ以外は取れないので(18時までの入店)
次回は飛び込みで入って、このコースにしようかな(笑)。

 

いい楽しみ方が発見できて良かったです!
またの機会を楽しみにしています!!

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