初訪問!四谷三丁目「ドミニクコルビ」さんでワインと日本酒のペアリングコース堪能

      2020/01/25

2019年からは、日本酒のみのペアリングではなく、
ワインを含めたペアリングを勉強したく、
ペアリングで日本酒も出すワイン店も時々伺うことにしてみます!。

 

そういうわけで選んだ最初のお店は、四谷三丁目の「Maison de Minami(メゾンドミナミ)」
またの名「ドミニクコルビ」さんでした!
お店の公式ホームページはこちらです。

一休レストランから1人予約無事完了!カウンター席端っこをゲット!

こちらのお店を選んだのは、やっぱり「一休レストラン」
ペアリングコースの予約が出来たことがやっぱり大きいでしょう( ̄▽ ̄)。

シャンパンボトルの看板がビルにくっついているのは、
四谷荒木町の中ではもはやシンボルになりつつあります(汗)。

まさかここの建物に一人で入ることになるとは思ってもみなかった(笑)。

本日の席はカウンターの奥の端っこでした。
席に着いたらほどなくコースが始まりました!。

本日のペアリングコースをご紹介!

その前に、食前酒としてこちらを出していただきました。

柚子酒で、日本酒ベースのお酒でした。
甘味が控えめでスッキリ、日本酒に若干の熟成があったものっぽいニュアンスを感じました。

アミューズとペアリング

まずは期待を一身に受けている(笑)シャンパーニュを。
「ayala2012」で、香りはペトロール的な感じが強く、貝殻石灰系、煙のニュアンスが続いてました。
アタックはキリッとしまった酸と、口当たり程よい炭酸、甘酸っぱさの余韻が口に残りました。

泡が落ち着いてから飲むと甘い果実感もまだ感じられましたね。

お料理「白いんげんソースとカエルソテー」の全景。
一口サイズで可愛いです(笑)。

白いんげんソースに甘味のコクがあり、味の主体となっていました。
カエル感はどんなのか分かりませんでした(苦笑)。
筋がなく柔らかいお肉でした。
セルフィーユが乗っていたのは臭み消しだったのかもしれませんね。

冷菜とペアリング

しょっぱなから面白いワインをガンガン出してくださるのはとっても好印象です( ̄▽ ̄)(笑)。

 

ワインは「monpe2018」というオーガニック微発泡ノンフィルターものでした。
香りは直感的には乳酸的で甘酒的。こってり甘酸っぱそうな香りの印象でした。
アタックはさっぱりした炭酸と酸でスッキリとしているところが柑橘的でしたが
干しぶどう的なコクが後口に残るのもとっても印象的でした。

お料理「七穀米と自家製スモークホタテのサラダ仕立て 春菊のソース」の全景です。

 

ホタテが意外に食感が生な上、米も程よい硬さでして、ワインの柑橘的な爽やかさによく合ってました。
と国、米の食感がプチプチで面白い!。
味のベースも、かつおダシをきちんととっているようで、ご飯としても絶妙でした
\(^o^)/

 

 

こちらのお料理、本日のお料理の中で個人的に一番気に入りました( ̄▽ ̄)
フレンチはやっぱり、お料理自体でマリアージュが完結しているものがやっぱり感動します。。。

スープとペアリング

実は次も感動ものでした( ̄▽ ̄)

ワインは、コートドローヌ 白 グルナッシュ
香りは胡椒的スパイシーなかんじも、蜜的な脂系のニュアンスも両方ありました。
強いて例えればはちみつ的な感じでしょうか。
アタックは、種的苦味に滑らかな口当たり。
苦味が結構長い余韻を作っていました。

 

本日のワインの中では一番正当派のように思えますが
このスープがかなり異色を放っており、やっぱり超マリアージュになっているところがすごいですね。

お料理「カリフラワーのスープ 白子添え」の全景。

 

アクセントにカレー粉がかかっており、配膳いただいた当初からカレー粉の匂いがプンプンしていました。
正直、ワインのテイスティングで香りをとるのがものすごく困難なくらいでした(爆)。

 

スープはふつうにコンソメがしっかり効いていて美味しかったです。
この強烈な香りはいざお料理を口に含むと、しっかり筋の通った出汁の味で意外と気にならなくなりました。
むしろワインのスパイシー感に丁度よく合っているくらい!。

 

カレー粉を香りのみ生かし、味に響かせないマリアージュってすごいと感動ものでした。

 

 

ちなみにスープ単体として、先ほどのサラダに次いでお気に入り順位は次点です(笑)。

 

もし日本酒に合わせるならば、日本酒にもよるでしょうけどものすごくコメントに悩むだろうな。。。
こういう時に(ワインとの)マリアージュってやっぱり勉強になります!。

箸休めとペアリング

最初は茶わん蒸し「風」なのかな、と思っていましたが
まんま和食の茶わん蒸しだったのには度肝抜かれました(笑)。

 

そういうわけでこのペアリングには日本酒がやってまいりました。
岡山県「神心」。嘉美心酒造の銘柄違いです。

 

酵母由来系(酢酸イソアミル)系高級アルコール香に熟成香が少々被さっています。
気泡が少しありました。
アタックはしっかりした酸とほんのり甘味と熟成的な苦味がアクセントにありました。
口当りは滑らかでマンゴー的なニュアンスでした。
中盤以降も酸がしっかり伸び、後口には収斂感をほんのり残していました。

お料理の全景。
乗っている具にはホタルイカとスナップえんどう。
ソースは甘辛く味付けられた醤油で、純和風でした。

 

個人的に、酸の強い冷酒とはなかなか難しい相性だったかな、と思いました。
もう少し熟成が進み、甘苦さが目立つならばいいのですが。
今回、お酒を燗にして口当たりをまろやかにするか、
ソースを甘酢系のものにして酸味を効かせるとバランス取れたと思います。

 

 

日本料理へも日本酒へも、リスペクトしていることはとっても伝わるのですが
個人感情的に・・・「まんま」なのは寂しいし
もうちょっと日本酒の味わいにもフォーカスして日本酒を選んでいただければ嬉しかったですね。

 

対比が「ワイン」と「日本酒」だと、この日本酒でも酸が少ないと思ってしまうのかもしれませんね。。。
日本酒に漬かりすぎているのも考え物です(苦笑)。

肉料理とペアリング

さて、もうこのへんで結構お腹がいっぱい苦しいです(汗)。
ですが来るべきメインは肉!肉は別腹!(笑)
頑張っていただきましょー( ̄▽ ̄)

ワイン、かなりすごいの来ちゃいました!!びっくりです!!
山梨県「グレイス」2012カベルネフラン

鉄のような香りの一方で、べっこう飴のような甘ったる系の香りがあり、
樽のニュアンスもありつつ、つみたて青草のニュアンスも感じられるとても複雑な面白い香りです。
アタックは果実味控えめ・酸強め・タンニン弱め。

 

ジビエ肉にはまさにソース的にぴったりな一杯だったと思います!

 

もちろん日本ワインなので、数万するとかそういうレベルのものではなく
日本のカベルネフランでここまで出来がいいのをどこで入手したの?、という意味でのびっくり&感動でした。

 

 

お料理の全景は撮り忘れてたみたいです。。。
ワインにびっくりしすぎでしょうか。(爆)

 

「鹿ステーキ 根セロリのピューレ」は山梨繋がりでの剪定とのことでした。
ピューレには筋の通った甘さがあって、後口にソースのセロリ的なスパイシー感がふっとやってくる感じ。
鹿の部位、どこなのか分からないのですが(聞き逃したのかもしれません、すみません。。。)
ものすごく柔らかくて美味しく、これも大ヒットな一皿でした\(^o^)/

 

何番目に好きだったかなんて、もはやヤボですわ(笑)。

 

 

お腹がいっぱいと言っていたのが嘘のような食べっぷりですわ(爆)。

ご飯料理とペアリング

あれ、ペアリングは5杯までじゃなかったの・・・と思ったのに
ご飯にもペアリングのお酒(しかも日本酒(笑))が来ちゃったよ。

 

どうしよう、追加してくれたのかな・・・と、念のために聞いてみたところ
「サービスです」とのことでした。
そうでしたか・・・。ありがとうございました。。。

 

お酒は広島県「華鳩」生にごり酒貴醸酒
酵母由来系のイソアミルアルコール系列のセメダイン香が強かったです。
アタックは甘さととにかく濃いトロトロ感でした。旨味も強くしっかりとした余韻がありました。

お料理の全景。
青海苔が多く、生臭さが先に立ってた気がします。。。
なので濃い濁り酒の選定はよかったと思いました。
また、溶けこんでるチーズがお酒の強い旨味といいバランスだったと思います。
本日一番の「ペアリング」はこちらかもしれませんね。

デザートと食後のお茶

デザートはデザートでこちらを頂いたのですが
ついつい「食後に何か飲まれますか」とのお誘いに、コーヒーを頼んでしまった。。。

いえ、コーヒーはいいのですが
一緒につけていただいたカスレがお腹を圧迫し、ひたすら後悔でした。
(残せばいいだけなんだけどね。。。)

コース終了!全体的な感想は?

独創的なお料理と、面白いワインや日本酒のコラボ。
感覚的にはお値段通りって思う内容ですが、自分じゃ選ばないペアリングを体験させていただけたのはやっぱりよかったです。

 

 

ところで、ドミニク・コルビさん(ご本人)はお茶目な方で

写真を撮るように促されたので撮ってしまった2ショット(笑)。

 

それにしても、訪ねた時期が本当に微妙でしたね。。。

 

 

2月にオープンする新店舗(この訪問がちょうど1か月くらい前だった)は
実は私が日本酒バルとしてとても好きなお店の指5本のうちに入っていた
新橋「四季のバル」さんの跡地だったりするのですが
(おかげで閉店1か月前は本当に空席がなく・・・結局夏に1回伺って終わりになってしまった(涙))

この日いらっしゃってた常連さん?と、新規店舗の息込みをお話されているのが聞こえてきて、とても複雑な気持ちになり。。。
ま、それは仕方ないことですが。。。

 

新店を応援する気持ちはもちろんありますが、
こちらのお店もさらに進化していっていただきたいですね。

 

次回はこちらはコースではなく、上の階のカジュアルなお店の方にも伺ってみたいと思います。

 

本日はごちそうさまでした!

お店情報

住所:東京都新宿区荒木町2-9 MIT四谷三丁目ビル 2F
電話番号:03-6457-9934
営業時間:18:00~翌2:00(21:00~バータイム)
定休日:月曜日・日曜日・祝日
URL:食べログ

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