六本木「戈六(ぜいろく)」さん おでんでオシャレに日本酒

      2020/01/30

(和酒バル248)
最近手前味噌で六本木だらけです。。。

 

ですがこちらは実は、日本酒にはまり始めた数年前、他の方との飲み会で来た思い出のお店なのでした。

日本酒のお店なのにオシャレなカウンターがあり、常連さんがふらりと来て飲んでいく姿を
横目でちらりと見つつ、なんとなく記憶に留めており、
バル開拓始めてからも来る機会をずっと伺っていました。。。

 

しかし、なかなか「おでん」と言うハードルは高く。
ついつい、安心パイで知っているお店に行ってしまうとか、季節が限られるとか、
足を運ぶ機会がどんどん後ろ倒しされてしまい。。。

 

そういうわけで、やっとやっと、念願の訪問と相成りました!
六本木「戈六(ぜいろく)」さんの訪問記です!!
(お店の情報は記事の最後に記載します。)

再訪:2019/8/29 update

前回は約8ヶ月前、丁度冬真っ最中、おでんの季節でした。

 

六本木交差点でかなりよく通るこのお店近辺。
この度「夏おでん」をやられているとのことで早速伺ってみました。

かなりふらりと入る難易度の高いお店のため、
事前に電話して空席を確認してからお店に入りました。

カウンターは運よく真ん中1席だけ空いていました!

夏おでんは大体20分ほどかかるとのことなので
ビールとお通しをつまみながらのんびり待ちました。

お通し3種。
右の黒いのは沖縄もずくです。

お酒はオススメをいただきました。

福岡県「三井の寿」チカーラ。
嬉しいことに口開けだったのですが、濁りの上澄みと混ざった部分両方いただけちゃいました!
\(^o^)/

上澄みは、酵母由来系フルーツ香(カプロン酸エチル、酢酸イソアミル)と乳酸香が主体でした。
アタックはしっかり酸とほんのり甘苦さが柑橘的ですが、口当たりトロトロで洋梨のようでした。
後口は収斂感を感じ、旨味の余韻もじんわり残っていました。

濁りは、香りは基本的に同じでした。
味わいは、上澄みに少し甘さが加わって優しくなる印象でした。

お待ちかねのおでん、やってまいりました\(^o^)/

量は気持ち少なめにしてもらってます。

 

具は、
豆腐・オクラ・アスパラ・ちくわ・しいたけ・トマト・大根・生姜揚げ・がんもどき・玉子・穂たけのこ
(食材名はなんとなく私が考えた(笑))
とゴージャスでした!

 

そんなわけで再びお酒はオススメでいただくのでした!

京都府「玉川」生酒 純米吟醸。
古酒一年目とのことでした。

アタックは滑らかさでトロトロの口当たりをベースに、
穏やかな酸と甘味とほのかな苦味がべっこう飴のニュアンスでした。
旨味の伸びが長く、蜂蜜のような甘味も余韻に感じられました。

前回もいただきました。
長野県「大信州」純米大吟醸生原酒。

香りはしっかり酵母由来系フルーツ香(カプロン酸エチル)でした。
アタックはしっかりした甘味と酸が桃のニュアンスでした。
アフターはしっかり酸が効いてスッキリ仕上がっていました。

 

 

冷たいお酒に冷たいおでん・・・は、結構体が疲れるものでした。
ボリュームを少し抑えてくださったこの量ならば、温かかったらきっと楽勝だったろうなと思いました。

 

そういうわけで次回はまた温かいおでんでやってまいりたいと思います!

初訪問:2019/1/8 update

この日はおでん気分でして。でも一人客には辛い年末の飲み会シーズン。。。

 

先に別の店が空振りしたため、六本木に場所を移し、意を決してこちらのお店にTEL。
無事、席をゲットすることができました!!

 

場所は六本木交差点で、おそらくこの界隈で一番の有名どころ(笑)。
Y!Mobileのショップがある区画、交番とは道を挟んで向かい側にあるビルの地下一階です。

お店の看板。

 

さて、こちらのお店、店舗には外のエレベーターでしか通路がないのですが
(店員さん用に別の階段はあるのかもしれないですが)
エレベーターを降りるといきなり店内なので、心の準備はエレベーターに乗る前からしないといけません。

 

おかげでエレベーターを降りた瞬間に、緊張することなく(笑)入ることができました(笑)。

曲円系のカウンターの、一番はしっこをゲットです。

この日、お客さんは誰もおらず。
私が最初のお客さんでした。

カウンターから入り口を撮った様子。
暖簾の後ろがすぐエレベーターの出口になってます。

 

以前(5年くらい前かな。。。)伺った時は、店内は薄暗くて、
席も入り口近くのテーブルだったので、
お店の中が案外広々していることを、改めて発見しちゃいました。。。

早速注文!本日のお料理とお酒をご紹介!!

まずはやっぱり生ビール♪マスターズドリーム
こちらの生が飲めるお店って、ひょっとして珍しいかな?、初めてかも( ̄▽ ̄)

お通しは3種いただきました。
左のイカの塩辛は、ものすごくしっかりした歯ごたえでした。
ひょっとしてまだ塩辛的に若いのかなーと思いましたが、味わいの熟成感はしっかりで、いい意味で不思議でした!。

真ん中は小松菜の煮物でしたが、どちらかというと野沢菜風な味わいでした。
右のもずく酢は、見た目通りです。

さて、お待ちかねの日本酒♪
おまかせでもいいですが、カウンター後ろの冷蔵庫が目の前で、選ぶのも楽しい♪( ̄▽ ̄)

 

そんなわけで今年の新酒から適当に見繕ってもらいました♪

お!、久々な銘柄がやってきました!
佐賀県「七田」純米吟醸 生無濾過。

酵母由来系(カプロン酸エチル)と乳酸香、しっかりとした生香でハーブのようなスースー感が感じられ、洋梨のニュアンスでした。
アタックはしっかりした甘酸っぱさにほんのりの苦味が桃のニュアンスでした。
余韻はほんのりと甘旨さが後口に残りました。
なかなかきれいな後口です♪。

 

さて、お待ちかねのおでんです!。

カウンターの目の前にこの電熱鍋があったのですが
出していただくネタは改めて土鍋で煮るらしく、ネタのチョイスについて聞かれました。

 

大根・こんにゃく・卵の基本ネタは入っているとのことなので
その他は全ておまかせで入れていただきました!

うおー、すごいすごい!!\(^o^)/

とんぶりがかかっているのがすごく印象的です。

 

それにしてもこれ絶対1人前じゃないですよね。。。
具がめちゃくちゃ入っていて驚きでした。

卵・ブロッコリー・トマト、

写真に載っていませんが、さつま揚げみたいなのもあり、
この写真の通り、がんもどき・しいたけ・ホワイトアスパラ、

ロールキャベツ、大根、

ジャガイモ、豆腐、

昆布に白滝。

この具が全て2倍以上あったんです!!

こんなものまでスープに浮いてたり。
これってじゅんさいじゃないですか!?
だからスープも余すことなく頂いちゃったりして・・・

 

めっちゃ、お腹いっぱいすぎ。

 

おかげで他の全然食べ物を頼む余裕なし。。。

 

でもお酒は当然、1杯では足りませんでした(笑)。

ジャケ飲みしてしまったこちらは、石川県「農口」プレミアムヌーヴォーでした!。

香りは酵母由来系(酢酸イソアミル)が前に出ているようですが、全体的に比較的穏やかでした。
アタックはしっとりとした甘味と旨味に程よい酸が主体ですが、ものすごくトロトロしたテクスチャが印象的です。
酸が程よく後口に残り、旨味の広がりはあるがスッキリ感もあります。
後口には苦味がホロリと残る不思議さもありました。

最後のお酒もジャケ飲みでしたが、これはなんとあの長野県「大信州」純米大吟醸でした!

一年熟成、でもその割にはしっかりした酵母由来系(カプロン酸エチル)と思われるフルーツ香が感じられました。
アタックはさわやかな甘酸っぱさとわずかな苦味がメロンのニュアンスでした。
中盤以降酸が伸び酸っぱく収斂感がありますが、苦旨さの余韻をほんのり残し飲みごたえがある印象になってました。

本日はこれにて締め!ごちそうさまでした!!

間違いなく、私の記憶に残る、おでんの美味しいお店でした!!

 

正直、自分で作るおでんも実はなかなか自信があるのですが(笑)
ここの味は全く再現できる気がしません。
それほどまで完成度はすごく高いおでんでした!!

 

 

でも、おでん屋としては、正直お値段も高すぎ。。。(爆)
1年に1回は是非訪れたいお店に間違いないですが
普段使い出来る気、心許ないですが、・・・しません(苦笑)。

せめて単品か半量で選べると嬉しいのになぁ。。。

 

ともかくも、折角近場に住んでいるんですし、また折を見て足を運びたいと思います。

 

本日も素敵なお店との出会いに感謝です!

お店情報

住所:東京都港区六本木7-14-8 アーツ・ショップビル  B1F
電話番号:03-3403-3044
営業時間:18:00~翌1:00
定休日:日曜日(ご予約・貸し切りは、要相談・営業可)
URL:食べログ

私的:日本酒バルチェックリスト

<どちらか一つ満たす>
☆店内内装がバル&バー風:◯
☆器ワイングラス    :○
<全て満たす>
★当日予約か予約なしOK :○
★カウンター利用可   :◯
★こぼし提供無し    :◯

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