再訪:恵比寿「麦酒庵」さんで食材と日本酒のペアリング堪能!

      2019/10/12

(和酒バル46)前回の訪問はこちらです。

半年ほど間が空いてしまった・・・こともありますが(汗)
ふと目に入れた、とあるフェアを是非味わいたくて迷わず足を運びました。

 

足が遠のいた割には、行くきっかけは案外何でもない理由なのがお恥ずかしい(笑)。
恵比寿の「麦酒庵」さん、2度目の訪問になります。

早い時間に電話で空席確認、無事入店!!

週末でないウイークデーでしたし、19時前でしたし、大丈夫かなーと思いつつも
念のために駅に着いてお店に電話。
空席を無事に確認し、足を運んで無事入店することができました!

以前座ったカウンターの席とは反対側の端っこ席をゲットです。

早速注文!本日の日本酒とお料理のマリアージュ!

さて、この日は一杯目はやっぱりクラフトビール!
この日、以前からの信州しばりが効いて(笑)まずは南信州ビール。
アップルホップを。

 

甘さもさることながら、酸味も感じられるまさに「リンゴ」味のビールでした♪。

案の定、クイクイ進んで、あっという間になくなります(笑)。

この日のお通し三品。
すり流しは「秘伝豆」とメニューにありました。初めて聞きますね。
おひたしはツルムラサキ、お魚はイワシとのことでした。

 

お料理は、お一人様用の軽いコースがあったみたいですが
それだと「チーズのマリアージュ」を頼むと割高になってしまうので
単品で行くことにしました。
(それがあまり賢い選択とは結果的にはならなかったのですが(爆)。)

しまった、メニュー名控えてない。。。
パクチーと鶏のしょっつるサラダと言う名称だった気がします。。。
鶏が入っているならおかずサラダ的になるかなと思っていたのですが
実は案外そうでもなかったと来てからわかった一品でした。

 

パクチーのスパイシーさで、ビールがますます進みますね、こちらは(笑)。

さて!。そんなパクチーに合わせて日本酒をチョイスしていただきました。

愛知県「菊鷹」純米無濾過生酒です。

 

香りは、生のニュアンスもあるのですが、乳酸香が強い印象です。
アタックは甘酸っぱさが立つも、すぐに切れて中盤から濃い旨味が余韻に変わります。

これだけいろんな「濃い」要素があり、アルコール度数も16度と
少し高めにも関わらず、ピリピリ感が出ないところに好印象( ̄▽ ̄)♪

 

パクチーのスパイシーさに甘酸っぱさが合いつつも、
切れの良さでパクチーの余韻を邪魔しない点、マリアージュでも見事です!

 

このマリアージュと日本酒チョイスに感動して、
このあと私はかなり調子に乗って頼みまくってしまうのでありました(笑)。

お刺身と日本酒のペアリング!

お刺身盛り合わせ!。
確か、右から「イワシ・コチ・ネジマグロ」・・・と言っていただいた記憶あり。

 

それぞれのお魚に合わせて選んでいただいた日本酒は・・・♪

「こち」には、甘味も旨味も比較的穏やかでシンプル、
後口にピリッとした辛味を感じる、広島県「富久長」辛口特別純米。

「イワシ」には、デキャンタしてからぬるくお燗した
島根県「王祿」山田錦80%生。
かなり柔らかい口当たりに仕上げ、優しさを演出していたんですかね。
イワシの生臭みを包み込んでくれるようなイメージでした。

より生臭みと血の匂いが強い「マグロ」には
山形県「上喜元」雄町生酛純吟の熱燗。

燗によって、味わいは酸味が飛んで辛味が立ってきてるお酒でしたが
香りに関しては乳酸香がまだまだ生きており、辛い乳酸香・・・(笑)が
マグロの生臭さ&血の匂いとフィットしたようで、
お互いをそれぞれ飲みやすく&食べやすくしていました。

チーズと日本酒のマリアージュ!!

本当は1種類だけペアリングしてもらうつもりだったのですが
3種売りが基本だけど、お一人様向けに
通常セットはチーズ2切れづつのところ、1切れづつにしてくれるとのことだったので
これもまた、ついつい・・・。

入れて欲しいチーズには、ウオッシュタイプの「ラングル」をちゃっかりリクエスト(笑)。

ジャーン( ̄▽ ̄)

ラングルの他は、ミモレット(ハード)とゴルゴンゾーラを選んでいただきました。

 

ミモレット、18ヶ月熟成(エクストラ・ヴィエイユと言う種類)と書いており、
見た目も食感もシャリシャリとアミノ酸の塊が感じられるかなりいいチーズでした☆。

 

プラトー的にはちょっと、的な感覚はありましたが
こんな酔っ払いが知ったかぶり言っても・・・と言うか一人飲みで言う相手もいないので(笑)
純粋にペアリングしてもらう日本酒を待ちます( ̄▽ ̄)

ミモレットには、茨城県「来福」純米吟醸の燗。
柔らかな旨味と温かい口当たりがハードなチーズの口どけを手伝えるチョイスとのこと。

ラングルには、岐阜のおなじみ古酒「達磨正宗」の、これも燗。
多分、ウオッシュだから甘めと焦げた香りのある達磨正宗になったんだと思いますが。。。

ゴルゴンゾーラには、どぶろくの燗。
燗にするとどぶろくの甘さが引き立つんですねー。

 

人に選んでもらうペアリングって本当に面白い。
特に「温かくするとチーズの口溶けがよくなる」には目からウロコでした。
これは日本酒ならではの良さを生かせる利点ですよね!。
すごく勉強になりました。。。

そんなわけで最後は自分でマイベストのペアリングを作ってみました(笑)。

 

ミモレットは、せっかくのエクストラヴィエイユのシャリシャリな食感を生かしたかったので
来福を冷やのまま。
キンとした口当たりがシャリシャリ感と合うんですよね♪。

ラングルは、どぶろくを冷やで。
ラングルはやっぱり、シャンパーニュ地方でつくられ、ワインとのマリアージュもシャンパーニュだったりするので
しゅわしゅわ系と合わせたかったので♪。
どぶろくでは若干甘かったですが、口当たりはなかなかでした♪

ゴルゴンゾーラはせっかくなのでそのままで。

本日はこれにて締め!ご馳走様でした!!

この日、私の日本酒バル開拓一人飲み史上、初めての高スコア会計を記録しました(爆)。
(寄稿用の取材で色々頼みまくった時を除く。)

 

ペアリングを2回も頼むと、こういう目に合うのですね。。。
いや、でも今日はすごく勉強になったんで、勉強代と思えば全然納得です。

 

・・・ですが、気楽なバル使い一人飲みの例には全然ならなくて反省しきりです(汗)。。。

 

次回はもちょっと、身の程をわきまえた頼み方します(笑)。
いい経験をありがとうございました。

恵比寿「麦酒庵」さんへの初訪問&訪問記録&お店情報へのリンクはこちらです

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